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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる3】ジュースを買おうと自販機のボタンを押したら違う物が出てきた。一体何が出てきた?

自販機でジュースを買う。社会人になってからは、オフィスの近くにコンビニがあったり、職場に給茶機が設置されてたりするからか、その機会は随分と減った気がします。高校生の頃なんかは学校まで片道30分くらいかけて自転車通学していたから、夏は制服のブラウスが暑すぎるし、冬は制服のスカートで膝が冷たすぎるしで、校内にいくつかある自販機はとてもありがたい存在だったものですが・・・。

大人になるにつれ、甘みの強い「ジュース」よりも「水」とか「炭酸水」といった、基本的に「無味」な飲料を好むようになっていきましたが、これってなんなんでしょうね・・・。思春期の頃、お金を出して「水」を買うことなんてほとんどなかったのに、今めっちゃ買いますもん、炭酸水とか。自販機で売ってたら思わず買っちゃう。ウィルキンソンだったら確実に買う。

この嗜好の変化は、成人してお酒が飲めるようになった影響かな。私の場合は特に、ウイスキーとか焼酎とか、甘くないお酒をロックやハイボールで飲むのが好きになったことから、「甘くない炭酸」に新しい価値を見いだせるようになったのかもしれません。また、飲みすぎた後の「真水」ほど信頼の置ける飲料はありませんからね・・・。

揺るぎないチェリオの自販機

いくら大人になって嗜好が変わっても、絶対的な信頼を誇る自販機もあります。その一つが「チェリオ」の自販機。「確実に全商品100円で買える」「なんとも言えない絶妙なラインナップ」には、依然としてどこかレトロな魅力があり、折に触れ思い出しては、自然と足が向かってしまうのです。意外と近所に一台はある。ラインナップを見ても、どんな味なのか想像がつかないものもけっこうある。普通のお茶を購入したと思ったら、なんか甘い味がついててビックリしたことがあるし、「スイートキッス」なんかは想像で補うしかない(想像通りの味ではある)。

けっこうなんでも出てくる

今回のお題は「ジュースを買おうと思ったら違うものが出てきた」なんですが、自販機って割と何でも出せると思うんですよ。

昭和のフード自販機なんか、私こういうのすごく好きで。一度でいいから実際に出してみたいと思うのですが、これがとんでもない絶滅危惧種なんですよね・・・無人で調理から配給までしてくれるんだぞ!

飲料以外にも、お菓子や牛乳、電池や新聞紙、アダルティーな雑誌まで・・・わりとなんでも売られてきただろうから、何が出てきてもおかしくない。むしろこれから飛躍的に発展していってもおかしくない分野のプロダクトだと思うよ。

群馬県では、ここにきてフード自販機専門店がオープンしたらしいよ。

http://www.another-tokyo.com/archives/50535703.html

「日本懐かし自販機大全」なんて雑誌もあるらしい。普通に欲しいな・・・

最後に、一般的な自販機から出てこれそうで、ジュースの代わりに出てきたらキッツイものとして、「ココナッツオイル」とかどうでしょう。すごくいい匂いはするのに飲めないし(コールド(つめた~い)ならがっつり固形でしょうね)、そこそこ高級食材だから費用対は決して悪くないけれど、「ジュースが欲しい」というニーズに応える気が皆無で、どのジュース選んでもココナッツオイルしか出てこなかったらそこそこ地獄なんじゃないでしょうか。


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