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【旅レポ】秋田にひとり旅してみた【1日目】

みなさんお疲れ様です。
「どこに出しても恥ずかしい尻軽」でお馴染みの夏木です。

さて9月のこと。
私の友達「さかちん」からLINEが来ました。

「秋田に飽きた。つらい」

さかちんは数年前に東京から秋田に飛ばされ異動となり、コロナ禍を挟んで未だに東京に戻れないでいる30代の企業戦士です。

「10月に旅行しようと思ってたから、秋田行こうかなー」
「マジすか!待ってます!!」

というわけで尻軽女が秋田に上陸してみました。

写真が多いのでスクロール長いですが、本文は2,400文字です。


羽田空港

いつもの如く東京から目的地までの交通手段を調べると、「飛行機で秋田空港まで1時間10分+秋田駅までリムジンバスで40分」というルートか、「新幹線で4時間」と判明。

新幹線に4時間も乗ってられるかー!!

私は時間をお金で買うタイプの人間なので迷わず航空券を予約しました。
さて当日。
空港に着いて案内板を見上げると。

全然ピント合わなかった

10分ディレイ。
まぁそういうこともあるよね、と空港内のお土産屋をブラブラし、さかちんへの手土産に「東京ミルクチーズ工場」のクッキーを買いました。

蜂蜜&ゴルゴンゾーラはワインにも合います

結局定刻から25分ほど遅れて出発。
そしてCAさんより悲しいアナウンスが。

「本日は上空の大気が不安定のため、温かいお飲み物の提供は控えさせて頂きます

うーんデジャヴ

コンソメスープを飲むためだけにJALに乗っているというのにこの仕打ち。
まぁそういうこともありますよね。


秋田空港

到着するなり「なまはげ」の荒々しい歓迎を受けます。

追い帰そうとしてる…?

バスターミナルに到着していたリムジンバスに乗り込み、出発を待っていたのですが。
定刻を10分過ぎても運転手さんが来ません。

更に5分後、ようやく乗り込んだ運転手さんは何事もなかったかのように「出発しまーす」と言って走り始めました。
もしかして秋田県民にはスペイン人の血でも流れているのでしょうか…。


秋田比内地鶏や

ようやく秋田駅に到着したのは14時前。
例によって朝ご飯を抜いてきているのでお腹が空いて死にそうです。
早速駅ビル内のお店へ突撃。

鶏肉だけでなく卵も比内地鶏を使用している究極親子丼の小サイズを注文しました。


ふえぇ…我慢出来なかったよぉ…


究極親子丼(小)

まず一口食べて驚きました。
鶏むね肉を使っている。
親子丼は鶏もも肉を使うのが定番なので、かなり意外でしたがパサつきも無く、炭火の香ばしさが鼻に抜けます。

が、二口目でさらなる衝撃が。
鶏もも肉も使っている…!?

こちらの親子丼、むね肉ともも肉の二刀流という非常に面白い一品でした。
異なる食感により飽きずに食べ進めることが出来る素晴らしいアイデア!

比内地鶏は「ぶりんっ」とした弾力が特徴で鶏の旨味が濃く、美味しすぎてあっという間に平らげてしまいました。
東京軍鶏しゃもを使っている浅草の「玉ひで」と双璧を成しそうなハイレベルの親子丼です。

秋田に来たら絶対に食すことをオススメします!
ご馳走様でした。


ホテルメトロポリタン秋田

なんかラブホっぽくなっちゃった

ダブルルーム11,000円。
お値段の割りに部屋もそこそこ広いし、設備も充実していてカプセル式のコーヒーマシンまで備え付けてあります。

バスルームが2面窓(ブラインド付き)で、外からも部屋からも見える羞恥プレイが出来る作りになっているところに笑いました。
個人的には好き。

ともあれ荷解きをしてから一服し、観光へ向かいます。


秋田県立美術館

安藤忠雄建築研究所が設計を担当していて、館内のデザインがとても素敵だったので行ってみたかった美術館のひとつです。

螺旋階段と三角天井を一緒に画角に収めようとするも失敗


水庭

水面に空が映る仕掛けになってます。
ずっと見ていられるぐらい綺麗でした…!

企画展として開催中だった「旅する画家 藤田嗣治つぐはる・斎藤真一」を見るため早速入場。

藤田嗣治はレオナール・フジタとも呼ばれ、主にパリを拠点に活動していた画家です。
マティスやピカソとも交流があり、画風が時代や環境によって大きく変遷していったのも特徴のひとつ。

館内は撮影禁止だったので、私が一番好きだなと思った絵をポストカードで買いました。

オペラ座の夢(1951年)

構図が面白いです。
窓からオペラ座が望めるホテル(多分ル・グラン)の室内にも見えるし、裸婦の見ている夢の中の情景とも取れます。

もうひとりの画家・斎藤真一の絵はかなり独特。
ちょっと人を選びそうな絵ですが赤色の表現が凄いので、気になる方は検索してみてください。


秋田郷土料理コースとさかちんへの失望

ホテルに戻って少し仮眠し、さかちんと約束していたレストランへ向かいます。
店の前で待っていた彼と久しぶりに再会!と思ったら。

え、なんか太ってる…?
私の思い出の中のシティボーイ・さかちんはシュッとしたイケメンだった。
二重顎なんか無かった。

何故世の中の男子は揃いも揃って30を過ぎると太るのでしょうか。
テメーもだぞマサキ
そして太ったことに気付いているのに何故痩せようとしないのでしょうか。

「凛さん久しぶり!うわー全然変わんない!綺麗!」
「さかちん太ったねwww」
「ストレスでめっちゃ食べちゃってさーw」

ヘラヘラ言い訳するだらしない身体の男を伴って入店しました。
あぁ、天高くデブ肥ゆる秋。

ここで勘の良い夏木マニアのみなさんはお気付きだと思いますが。
今回のお店、大変残念だったのでレポは控えます
決して秋田料理が悪いわけではなく、このお店の調理技術と接客態度が低レベルだっただけです。


サラリーマンの悲哀

食事を終えた後カラオケに移動して2時間ほど歌い、ホテルへ帰還。
部屋でダラダラ飲みながらさかちんの仕事やプライベートの愚痴に付き合いました。

「そんなに嫌なら会社なんか辞めちまえ!転職か起業しろ!」と言うのは簡単ですが、そうもいかない事情を抱えているのもまた事実。
私が彼にしてあげられることは話を聴くこと、そして元気付けてあげること

幸いにもさかちんこは大変元気になり、私も満足して眠りに就きました。

2日目に続きます。


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