そのダイエットは必要ですか?
みなさんお疲れ様です。
宣言通り5日で3kg痩せた夏木です。
折角なので「夏木式超スパルタ毒舌ダイエット指南」みたいな記事を書こうとしていたのですが。
ふと、昔の友人とのエピソードを思い出しまして。
今回は180度転換してダイエットを諦める方法について考えてみました。
楽して痩せたい
20代の頃、リリアちゃんという友達がいました。
趣味のコミュニティを通じて知り合ったオタ友で、一緒にイベントへ行ったりアニメイトでグッズを買い漁っていたのです。
彼女は非常にふくよかな方でした。
「よっ!関取!」と声をかけたいレベルのデブふくよかさ。
おそらく私の2.5倍近くの体重があったと思いますが、顔立ちは整っていたので「痩せたら綺麗」というやつです。
リリアちゃんは「あ〜あ、痩せたいのに〜」と言いながらクリスピー・クリーム・ドーナツの6個入りをひとりでペロリと平らげるような子。
おそらく本心から痩せたいと思っているわけではないと判断し、特に彼女の体型について触れたことはありませんでした。
しかしある日、彼女から「なんで凛たんはそんなに痩せてるの?教えて!」と真剣な眼差しで訊かれたのです。
ついに本気でダイエットをする気になったことに感動し、私は痩せるための方法を細かく伝授しました。
すると彼女はこう言ったのです。
「え~、そんな面倒なことするならやっぱり痩せなくていいやw」
私は悟りました。
彼女達の「痩せたい」は「(食べたい物を我慢せず苦しい運動をせずダラダラしながら)痩せたい」という意味なのだと。
痩せる方法はシンプル
基本の話をします。
どうすれば痩せるか?の答えは簡単です。
公式にするとたったこれだけのことです。
たとえ運動をしなくても基礎代謝量より摂取カロリーが少なければ嫌でも痩せます。
人間の体の仕組みがそうなっているからです。
では何故世の中はたくさんのダイエット法で溢れているのでしょうか。
答えは誘惑が多すぎて継続するのが難しいからです。
「運動して食事量を減らす」という基本のダイエット法を成功させるには強靭なメンタルが必要となります。
食欲を我慢し、怠惰を排して運動し、常に己を律して生活しなくてはいけません。
私にとってダイエットとは赤子の手を捻るより容易いものであり、世の中の人が何故そんなにダイエットに失敗しているのか長年疑問に思っていました。
けれど突き詰めて考えると、自分がたまたまメンタル強者として生まれ落ちただけなのだ、ということに気付いたのです。
一般の人にとってダイエットは難しい。
ならばいっそ、ダイエットをしなくても良い理由を探してみよう。
そう思い立ち、この記事を書いています。
健康ならば痩せなくて良い
BMIという指数があります。
まずは下記サイトで身長と体重を入力し、自分の数値を知りましょう。
日本とWHOでは多少違いがありますが、18.5から25の値であれば適正体重であり、統計的に最も病気になりにくい体重とされています。
値が25以上の人は健康不安が出てくるためダイエットを推奨しますが、適正体重範囲内であれば痩せる必要はありません。
むしろ健康であることを誇って下さい。
なお美容的痩身、所謂「モデル体型」と呼ばれる値は16から18.5(16未満は栄養失調)ですが、ハッキリ言って不健康な状態です。
病気のリスクがあります。
痩身と健康を天秤にかけ、「健康よりも痩せていることを優先したい」という人のみが立ち入って良い領域なのです。
普通体型が結局一番強い
「そうは言っても男は痩せてる女のほうが好きなんでしょ!?」と殺気立っている婚活女子のみなさん。ダイエットへの努力はできないくせに口だけは達者ですねハーブティーでも飲んで落ち着いて下さい。
2024年2月にインターネットメディアLaniが「異性の好きな体型」について全国の男性210名にアンケートを行いました。
標準体型の圧倒的勝利。
次点に「細め」が来ていますが、次の結果を御覧下さい。
理想の体型じゃなくても恋愛は発生するのです。
お分かり頂けましたか?
人生における優先順位
お腹いっぱい食べたい。
運動したくない。
でも痩せたい。
人間とは我儘な生き物なので、相反するものを求めてしまいがちです。
まずは自分の中で優先順位をつけてみましょう。
美味しい物を食べることが生きがいであるのならば、それを我慢するのは不幸なことです。
家でのんびりゴロゴロするのが唯一の楽しみならば、無理に運動して苦しい思いをしても辛いだけでしょう。
二兎を追う者は一兎をも得ずの言葉通り、一番優先したいことは何なのかを考えてみて下さい。
スタイルを保つことが何よりも大事ならばダイエットすれば良いし、そうでなければ無理に痩せる必要などありません。
それでも楽して痩せたいのであれば、脂肪吸引手術や日本未認可のダイエット薬なども存在します。
ただ、リスクを負ってまで痩せなければならない事情がある人にしかおすすめできません。
痩せることを目的にするのはやめましょう。
大切なのはあなたが幸せだと感じる生き方ができるかどうかです。
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