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浮気とシュレーディンガーの猫

みなさんお疲れ様です。
浮気性の夏木です。

さて「シュレーディンガーの猫」という言葉を耳にしたことがある人は多いでしょう。
量子力学の話において必ずと言っていいほど登板するワードです。

今回は「シュレーディンガーの猫」と「浮気」を結び付けちゃおうという無謀な内容となっています。



「シュレーディンガーの猫」とは

ネットで検索すると様々な解説が出て来ますが、個人的に一番分かりやすいかなと思った記事を貼っておきます。

物理学者のエルヴィン・シュレーディンガーが行った思考実験。
「特殊な環境下に入れられた猫の生死は、観測するまで分からないのではないか?」という考えに基づいた実験です。

「観測するまで物事の状態は確定しない」のか、単純に「見るまで答えがわからない」のか論争を巻き起こしました。

で、こういう話をnoteで書くと「自称・量子力学の専門家」みたいな人がコメント欄にシュバッて来て「あなたの考えは間違っている。もっと勉強しなさい」みたいにお説教される未来が私には見えます。

だから最初に言っておきますね。

私は大学に行ってません。
それどころか高校に在籍していた時もほぼ授業を受けてません。

おそらく一般的な社会人よりも知能が低いし知識量も少ないことを自覚しています。
だから素人の戯言だと思って頂けると幸いです。



認識しなければ事実にならない

私が量子力学に興味を持ったのは20歳の頃でした。
当時私には彼氏が5人いて、それぞれに平等に「〇〇君大好き♡」と言っていたのです。

高校生の頃からハマっていた京極夏彦の本に量子力学についての記述があり、それを自分なりに解釈した結果、次のような結論に達しました。

観測することで初めて事象が決定するのなら、浮気も観測されなければしていないのと一緒なのではないか。

ハッキリ言ってクズの理論であるが、私はこれを信条として浮気をしてきました。
当時は気力も体力も存分にあったので、浮気の「う」の字も出さないように微に入り細を穿ち5人の彼氏と良好な関係を築いていたのです。

そこから紆余曲折あってキャバ嬢に転身しましたが、結果として何を齎したかというと。



嘘をつくことに疲れる

「キャバ嬢」と書いて「ウソつき」とフリガナを振っても良いほど、私は仕事中に嘘をつき続けました。

昼は商社で受付してます。
妹の学費を稼ぐために夜の仕事をしてます。
資格を取るため勉強してます。

嘘を出来る限り本物にするため、受付嬢のブログをフォローしたり資格のテキストまで買っていたのです。
私の嘘を限りなく真実に近付けることがお客様への誠意だと思ったから。

けれど、やはり嘘をつき続けると心が摩耗します。
お金やランキングのためとはいえ、段々自分が何者なのか分からなくなっていくのです。

本当の私はどんなだったっけ。

そんなことを考える時間も与えられず、ただただ100人以上のお客様のメールに返信してイベントの告知をし、タクシーで自宅と店を往復するだけの日々が続きました。

シュレーディンガーの猫って、もしかしたら私じゃないかな。



認識させない=相手を傷つけない

前提として、浮気や不倫は人として不誠実な行為です。
相手から了解を得ていない状態で、パートナー以外と関係を持つことは信頼関係の破綻に繋がります。

だから浮気はしないに越したことは無いですが、残念ながら世の中には私のように浮気性な人間が存在するのです。
決してパートナーを傷付ける目的では無いのですが、単純に心や股を開きやすいのでしょう。

だから浮気をする際「相手に絶対知られない」ことに神経を使ってきました。
現在私がしている契約結婚においてはそこまで厳重ではありませんが、夫に不快感を持たれないように気は配っています。

ここまで読んでくださった方の中には「認識とか関係ない!浮気するなんて最低」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

でもよく考えてみてください。
あなたはパートナーのことを100%知っていますか?
「知っている」と答えられる人ほど危険かもしれません。

相手のことを全て知ろうだなんて思わなくて良いのです。
それは傲慢でありプライバシーの侵害にも繋がります。
愛が全てを許すわけでは無い。

どんな言動で愛を感じるかは人それぞれですが。
相手が愛を示してくれるのなら、その裏側まで読み取ろうとせずに素直に受け止めて良いのではないでしょうか。

たとえ真実が違ったとしても、貴方が死ぬまで知らなければ、それは自身の中で完璧な愛になり得るのでは無いかと。

そんなシュレーディンガーや量子力学にかこつけた浮気者の戯言でした。


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