ケイちゃんのパンツ少なすぎ問題
今日は大好きなネイリスト・ケイちゃんのお店へ年内最後のネイルをしに行ってきました。
ケイちゃんは非常にサッパリとした性格でトークも面白く、ネイル技術も高い素敵女子です。
今日も色々な話に花を咲かせていたのですが、ケイちゃんの持っている下着の数が少なすぎる、という大変由々しき事態が発覚しました。
「またパンツの話かよ」と思うかもしれませんが、何度だってパンツの話はしますよ、ええ。
ちなみに前回はパンツを哲学しました。
パンツは平均何枚持ってる？
2017年に下着メーカー「ワコール」が実施したアンケートによると、女性の保有パンツ枚数は「7～10枚」が最多の35％。
ついで「11～20枚」が27％、「4～6枚」が20％だ。
さてケイちゃんである。
なんの話の流れからそうなったのかは忘れたが、彼女が「私、持ってるパンツの数少ないんですよね」と言い出した。
「へー、何枚なの？」
「…さ、3枚です…」
(゜д゜)
「え、ちょっと待って。それ洗濯ローテ回るの？」
「たまに回んない時あるんで、生乾きのやつ履いてる時もあります（笑）」
おいおいおい。
ドラゴンズの中継ぎ並みの酷使じゃねーか。
あ、又吉くんホークスへようこそ。
ケイちゃんはたった3枚のパンツでここ何年も生活しているというのだ。
私は目眩を覚えた。
「え、逆に凛さんは何枚持ってるんですか？」
彼女の瞳からは「5、6枚でマウント取ろうとしたってそうはいきませんよ」という意思が伝わってきた。
私は呼吸を整え、まず前提として私が下着収集家であることから説明を始める。
PJが好き
PEACH JOHN、通称PJは女性向け下着通販サイトの老舗である。
高校生の頃から今まで、私はほぼPJでしか下着を買ったことがない。
それぐらいお世話になっている。
かわいい下着というのは身に着けただけでテンションが上がるものなので、私は下着をコレクションすることに夢中になった。
「というわけだから、私は多分人よりも持っている枚数が多いと思うんだけど」
「はい。で、何枚なんですか？」
「50枚」
「ごっ…」
ケイちゃんは一瞬気を失いかけていたようだが、その間も筆はしっかりと握っていた。
さすがプロ。
勝負パンツと呼べるような1軍。
通常のデートに履いていく2軍。
おうち用の履き心地重視の3軍。
これらによって構成された我が軍団は、さっき数えてみたら51枚あった。
ジオン軍の物資にも負けず劣らずだろう。
「え？パンツってブラと合わせるものなんですか？」などと言い出したケイちゃんに、私は静かに切り出した。
「ケイちゃん、ちなみにブラは何枚持ってるの…？」
機能性も大事
「に、2枚です…」
(゜д゜)
今どき高校球児だって「中2日は空けないと」みたいな風潮があるこのご時世に、ケイちゃんはブラ2枚でローテを組んでいた。
「いや、さすがに洗濯間に合わないよね？」
「あ、なのでユニクロのブラトップ活用してます」
あ、なーるほど。
ブラトップとは、カップが入っているタンクトップやキャミソールのことで、締め付けを嫌う女性から高い支持を得ている。
「ちなみに凛さんはブラ何枚持ってますか…？」
あ、聞いちゃう？
もうパンツの時点で大体想像付くのに聞いちゃう？
「多分30枚くらいかな…」
ケイちゃんは頭を机にゴン、とぶつけた。
でも筆は落とさなかった。
さすがプロ。
何にお金をかけるかは自由
断っておくが、ケイちゃんは決して「モテない系女子」ではない。
巨乳だが太っているわけでもなく、オシャレ眼鏡を愛用している上に7歳年下の彼氏と同棲している、むしろ勝ち組女子だ。
たとえパンツのゴム紐が伸び切っていようが、布地がかなり薄くなってきていようが、それを全く気にしないような素敵な彼氏がいるのだ。
下着にお金をかけない分、ケイちゃんは生活を便利にする家電や趣味の画材道具にお金を使っている。
それでいいじゃないか。
でもちょっとだけ、あと1枚か2枚だけパンツを増やしてくれると、古参のパンツたちの中休みも増えると思うのだが。
そんなパンツ少なめなケイちゃんが生み出した素敵なネイルです。
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