生理への関わり方は人それぞれ
みなさんお疲れ様です。
絶賛花粉症中の夏木です。
これさえ無ければ春って素敵なんですけどね。
デート中に鼻水垂れてくると死にたくなる。
さて今日は生理についての話ですが「どれだけ大変か男は分かってない!」とか「男はもっと生理について知るべき!」みたいなことを書くつもりはありません。
荒ぶるフェミニストの方々が青筋立てながらすでに散々書いているでしょうし、そうした記事を読みたがる男性は少ないと思うからです。
私が今日書きたいのは「生理の時の男性の対応って人それぞれで面白いよね」というお話。
「タブー視」からの脱却
古来、生理は「穢れ」とされてきた歴史がある。
生理中は穢れているので神様の前に出てはいけない、という宗教的な観点は世界各地に点在していた。
実際に日本でも生理になった女性を隔離しておく「月経小屋(忌み小屋)」と呼ばれるものがかつて存在し、1970年代まで使用されていた地方もあったのだ。
女性の社会進出が進むにつれ生理のタブー視は徐々に減っていく。
その加速度は凄まじく、現代においてはメディアで「生理の貧困」や「フェムテック」といった言葉も目にするようになった。
生理がタブー視されなくなったのは良いことである。
が、男性の中にはパートナーの女性の生理時に対してどのくらい関わるべきか悩む人もいるだろう。
そこで男性の生理への関わり方をタイプ別に挙げてみたい。
1.無関心派
家族の中に女性が母親しかいない、男子校育ち、などの環境で育った人が多い。
女子の生理が日常に存在しないので、教科書レベルの知識しか無いのが特徴。
なお、日本で小学生男児・女児が同等の性教育を受けられるようになったのは1992年からであり、それ以前の男性は生理の仕組みについて基本的に学校で習っていない(各学校の方針により違いはある)。
性教育については以前こちらにも書きましたのでご興味があればどうぞ。
生理に関心が薄いため「慣れてるでしょ」「病気じゃないんだし」などの言葉を放ちがち。
本人に悪気は一切無い。
2.フラット派
女子の生理を当たり前のこととして捉えている。
「今日から生理なの」と言われても「そうなんだ」と受け流し、要望があれば応えるけれど自ら特別気遣うことはしない。
生理現象だから仕方ない、という一番標準的な姿勢。
3.いたわり派
家族に女性が多かったり普段から女性の多い職場などにいて、生理とそれが齎す諸問題への知識が豊富。
PMS(月経前症候群)についても詳しいので非常に的確な気遣いをしてくれる。
4.過干渉派
私はその昔、過干渉派の男と付き合っていたことがある。
彼は私の生理カレンダーを作っていた。
たとえば旅行の相談の時。
「来月のどの辺りにしよっか?」
「凛ちゃんは1週目の土曜日に生理が来るよね。だから2週目は避けて、3週目に行こう」
彼が善意でそうしてくれていたのは分かる。
実際、生理中だと旅行を思い切り楽しめなかったりするし。
でも、なんかヤダ。
価値観を共有しよう
女子が全員「生理についてちゃんと勉強して気遣って!」と思っているわけではない。
中には「生理について色々聞かないでほしい」と思っている女子も存在する。
普段から奔放な記事ばかり上げている私が言っても説得力が無いかもしれないが、単純に「生理について話すのは恥ずかしい」と思う人もいるのだ。
「生理は恥ずかしいことなんかじゃない!」といくらフェミが声高に叫んだところで、感性として恥ずかしいと感じる女子はいる。
だから、生理に関しての価値観の擦り合わせは結構大事だと思うのだ。
ガッツリ心配してほしい女子は積極的に話をするべきだし、あまり関わってほしくない女子は生理自体を話題にしない人を選んだほうが良いだろう。
生理というのは個人差が非常に激しい。
毎回ほとんど痛みを感じることなく終える人もいれば、貧血でぶっ倒れて救急車で運ばれていく人もいる。
「生理中にどのような対応を望んでいるか」をパートナー間で話しておくのが理想だが、セックス含めこうしたパーソナルな話題を議題にしたがらないカップルというのは多いのだろう。
最後に、ロイくんの生理の関わり方について貼っておきます。
これは過保護派だな…。
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