【五輪】北京2022 大会12日目・お茶の間観戦記
今日は盛り沢山すぎてヒートアップしてしまい、2300文字オーバーになってます。
これでも頑張って削ったんで、広い心で読んで頂けると有り難いです。
スノーボード女子ビッグエア決勝
村瀬心椛選手が銅メダル!
ビッグエア競技で日本が初めてメダルを手にする歴史的な日となりました。
17歳でのメダルは冬季五輪最年少記録です。
ここもちゃん本当におめでとうございます!
そのわずか5分前のこと。
岩渕麗楽選手が、とんでもないことに挑戦しました。
アンダーフリップでのトリプルコーク1260(説明は割愛しますが難しい技)を、女子として世界で初めて跳んだのです。
着地した直後、惜しくも尻もちを着いてしまったので成功とはなりませんでしたが、会場全体が大興奮!
すでにランを終えた各国の選手たちが麗楽選手に駆け寄って飛びつき、抱きつき、「すごいすごい!」「信じられない!」と称えます。
彼女たちの美しい友情に、もう涙が止まりませんでした。
東京五輪のスケボーでも話題になりましたが、ボードカルチャーの選手たちは互いにライバルであり仲間です。
誰かがすごいトリックを決めたら一緒になって喜ぶ。
誰もやったことのない技に挑戦したら、たとえ失敗してもチャレンジ精神をみんなで称える。
麗楽ちゃんがクリーンに決めてくれる日を楽しみにしています!
スノーボード男子ビッグエア決勝
國武大晃選手が惜しくも4位、大塚健選手は9位でした。
大塚選手は2本目に95点という高得点を叩き出し、これは全選手の単独ランの中で1位の点数です。
ビッグエアは3本中得点の高い2本の合計点で決まるので、1本目と3本目で転倒してしまった彼はメダルに届きませんでしたが、圧倒的にカッコいい5回転でした。
優勝は中国の蘇翊鳴。
90点台を2本揃えてくる完璧な出来で、文句なしの金メダルです。
コーチと抱き合って喜ぶ姿を見てウルっとしてしまいました。
カーリング女子・イギリス戦
1エンドからいきなり3点を失い、昨日の韓国戦の嫌な記憶が蘇ります…。
ちょっとしたミスが後々響いたり、逆にイギリスのショットがことごとく良いところに決まったりと、流れは完全にイギリスに傾いていました。
極め付けは6エンド。
比較的簡単なコースのドローを決めれば2点取れる、という場面で投げたストーンにゴミが絡まってまさかの失速。
8エンド終了時に4-10でコンシードとなりました。
正直この連敗は痛いですが、上位は混戦となっています。
自力で準決勝に進むには、残り2試合を絶対に勝たないといけません。
さすがのロコも今日はちょっと堪えたようですが、作戦面などを見直すらしいので、前を向いて頑張ってほしいです…!
スピードスケート女子団体パシュート
3人で縦に並んでコースを周回し、タイムを競う競技です。
先頭の人ではなく、最後にフィニッシュした人のタイムで競うのが最大の特徴。
このため、ひとりだけ速い人がいるチームよりも全員が同等のレベルで安定して走れるチームが有利となります。
日本は平昌大会のディフェンディングチャンピオンとして決勝戦に臨みましたが…。
最終コーナーで高木菜那選手がバランスを崩し、まさかのコースアウト。
連覇を逃した責任を感じて泣きじゃくる菜那選手に、私も涙が止まりませんでした。
彼女の胸の内を思うと、心が痛くて痛くて…。
菜那選手は19日のマススタートにエントリーはしていますが、「考えたい」と話しています。
私は彼女の心理状態を優先すべきだと思うので、無理はしてほしくありません。
出場してもしなくても、どうか笑顔で帰ってきてほしいです。
ノルディック複合ラージヒル個人
ノルディック複合のクロスカントリーがまさかの30分繰り上げ…。
用事を済ませて5分前にTVつけたらもう最終周でしたよ!!
公式アナウンスをチェックしていなかった自分のばかばか!
でも渡部暁斗1位だ!すごい!頑張れー!
あ、ヤバイ後ろからクロカンガチ勢来てるうううう!!
逃げてええええええ!!
逃げられなかった…。
ちゃんとしたレポできなくてすみません。
金メダルまであとほんのもう少しでした…。
ジャンプ5位からクロカンで3位まで上げて来れる人は日本選手では彼しかいません。
悔しさを滲ませながらの銅メダルでしたが、最後の団体戦も複合という競技の面白さをゼヒ日本に伝えてほしいです。
フィギュアスケート女子ショートプログラム
樋口新葉の、全身から音を発するような美しいステップシークエンス。
坂本花織の、雄大で正確なジャンプと自信に満ちたエッジワーク。
心を震わせる演技に、今日何度目かっていう涙が溢れました。
点数で見ればROC勢と競っているのですが。
女子はショートプログラムで4回転を飛ぶことを禁止されています。
つまりフリープログラムでは、ROC勢が4回転をバンバン飛んでくるので、残念ですがここから点差は広がっていくのです。
ワリエワのドーピングの件はフリーの際に詳しくまとめるとしまして。
アンナ・シェルバコワの演技をご覧になった方なら分かると思いますが、彼女は明らかに痩せすぎです。
身長159cm、体重は公表されていませんが40kgも無いでしょう。
ドーピングに限らず、ロシアは強化選手に無理な食事制限を課し、そのせいで生理が止まったり拒食症で苦しんだ選手も実際にいます。
非常に根深い問題のため簡単には解決されないと思いますが、そういう国で育ってしまった選手自身に非はないので、個人を批判する人が減ってくれると良いのですが…。
大会13日目の観戦予定
長距離種目だらけの1日です。
ショートトラック女子には私の推しである菊池純礼選手が出ますので、お時間ある方はゼヒ応援よろしくお願いします。
カーリングはいよいよ大詰め。
準決勝進出のためにも負けられない1戦です。
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