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そう、男のコは保守的さ

仕事がオフの時、家にいる小さなコに連れられてほてほてと近くの公園まで行ったときのお話。なごやかな風が吹く公園では、つい最近までおしゃれして街なかを闊歩していたような女の人たちが僕と同じように小さなコをつれて遊んでいるんです。みんな一様にジーンズにトレーナー、足元はスニーカーって格好。もちろんOK。とっても機能的だし、砂場で汚れちゃうことだってあるし。


そんな中、僕も滑り台で小さなコと遊んでいると、一人だけ小さな花柄のフレアのワンピースに紺のカーディガン、足元は黒のショートブーツに紺のソックスのママがいたんです。多分年令は20代後半。走り回っている小さなコをにこにこして見ている彼女に僕はしばらく見とれてしまいました。ゆっくりとした春風があんまりぴったりだったから。最近、こんなコンサバなスタイル見なくなりましたよね。女性が活動的になるのもいいし、男と対等に仕事をするのも大賛成なんだけど、できればジーンズにヒールじゃなくって、女のコは女のコのやわらかさが出るようなおしゃれを僕は望んじゃうんです。こんな事言うと大顰蹙なんだけど、最近のおしゃれは、女のコが女のコであることのかわいさを楽しむだけに終始しているように見えちゃうんです。

僕ら男のコがひっくりかえったって持てないようなかわいらしさを女の人は持っていて、それに幾度となく救われてきた男のコとしては少しさみしくて。え?保守的だって?そう、男のコは保守的さ。そんなかわいくてかわいくてしょうがない女のコを守る為にね。

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