雪国のあたたかい思い出。95才になっても、おじいちゃんはおじいちゃん。
雪が降りたてで、轍のない道は走りにくい。
でも、
雪国出身でない私にとっては、
時々しか降らない雪は珍しくて
真っ白で純粋なイメージの美しいものです。
雪の日はワクワクするものですから、
誰も踏んでいない雪の上を歩くのは面白そうで、
なんてことを言ってしまうと、
「知らないからよ」と
雪国の方々に叱られそうですね。
ごめんなさい。
滞在先のサービス付き高齢者住宅でも
雪国ご出身の方がいらして幼少期のお話をされます。
雪の降った朝、
小学校に通う孫のために
おじいちゃんが先に庭に出て
道路まで歩きやすいように、
雪を踏んでおいてくれたこと、
何度も何度もお話くださっていました。
95才になってもなお、
おじいちゃんよりも年上になってもなお、
おじいちゃんはおじいちゃん、
懐かしい心温まる大事な記憶として
残ってらっしゃいます。
そして、
雪国出身でない私には、
新雪をザクザクと踏める
おじいちゃんがうらやましいです。
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