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季語「たんぽぽ」

やはり明るいイメージかな、と歳時記やネットでたんぽぽの句を探しました。
いいなと、思ったのが下記の句。

たんぽぽの明るさに置くふくらはぎ
山下ひろみ

なんだか、春の晴れた日の遠足を思い出しました。緑を通り抜けてきたさわやかな風とか草の匂いとか。

柿本多映さんの句に「たんぽぽ」を探したら、「冬たんぽぽ」の句を見つけました。

軍靴の音冬たんぽぽを摘みをれば
『柿本多映俳句集成』拾遺  一九九一年(平成三年)から

一気に心が冷え込みました。
1991年って何があった年だったかな、としらべると、湾岸戦争の年。私は高校生。生徒会をやっていて執行部として平和の呼びかけを出したことを思い出しました。

今度は、冬の歳時記でたんぽぽの句を探しました。

石油基地見えたんぽぽの返り花
山本洋子

「返り花」が、冬の季語でした。
「主にサクラについていうが、ツツジやヤマブキ、タンポポなどにも見られる。花がほとんどない季節だけに、自然からの授かりもののように思える」とのこと。

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