女医のお金勉強①NISAって何?
現在フリーランスをしてる40代の女医
なつ🌱です。
今回はお金の話です。
来年から新NISAが始まりますね。
私も今来年からの新NISAの設定どうするか悩んでいるとことです。
ところで、急ですが
NISAってなんだかわかりますか?
私は産後急に将来の家計が不安になり
(産後うつの不安障害だったかも、、)
育休中に焦ってお金の勉強を始めました。
ちょうど勉強した頃NISA制度が始まったこともあり、医学以外世間知らずだった私はNISA口座を開くことをきっかけに、金融投資(株・債券投資)を始めました。
医者って、受験勉強医学勉強以外は手が回らず、なまじ給料はまあまあ貰えてしまうので、お金のこともよく分からないまま調べないまますくすく育ち30台を迎えてしまったりしまいますよね?
(私は完全にそう。そうじゃない先生方はもう拍手しかない、、、)
詐欺師にとって医者は世間知らずの鴨葱扱いされることが多いです。勤務医だとサラリーマンだし医学勉強ばかりでお金の勉強全くしないですからね。
病院PHSによく不動産勧誘(詐欺師)から電話来ますよね。こんなん誰が引っかかるんだよ、と思うけど毎年かけてくるってことは誰かがひっかかってるんですよね、、悲しい。(院内PHS番号漏洩させるの毎年誰なんだよ、、、卒アルも、、、)
そんな医者ですが、そろそろお金の勉強したいな!と誰もが思ってるはず。
そんな皆様、今日はNISAを勉強してみましょう。
ご興味ある方どうぞ。
(初心者向けです、NISA?知ってるよ、当たり前ww株式投資うん10年ですの猛者は素通りしてください!!)
まず、株式投資って?
NISAの前に株式について確認します。
そもそも株式とは会社が発行する証券です。
投資家がこの証券を購入すると会社は証券の売却代金を会社の資本金として使用することができます。いわゆる資金調達ですね。
では証券を買った投資家のメリットは?
資金調達した会社が、その資金をもとに成長し利益を出していきます。
会社の方針によりますが、その年の余った利益があれば株主に保有株数に応じてお金を還元してくれることもあります。これが配当です。
また、会社の業績が上がり会社に資本がお金が貯まっていく、または投資家から会社への期待値(評価)が上がり会社の価値が上がると、
その会社の株式を欲しいと思う投資家が増えて株価も上昇します。
投資家が、株式を購入時の値段より上がった株価で売却すれば売却益がもらえます。
この配当と売却益こそが投資家が株式式購入するメリットであり、この利益を目的に株式を購入することを株式投資と呼びます。
株式投資のリスク
株式投資にリスクがあることは皆様ご存知ですね。
上記の将来性のある(株価が上がるだろう、配当出してくれるだろう)会社の株を投資家は皆買いたいと思いますが、それってどうやってわかるの?っていう疑問が、そのままリスクになります。
現時点での業績や財務分析など評価しますが
結局誰も正確な会社の未来は読めません。
将来性があると思ったけど倒産してしまった、
配当も出ず株価は0円になり株式は紙くずになってしまった、
まあこういう事も株式投資ではあり得るわけです。
まあただ、株式投資はリスクが大きい投資の仕方とリスクの小さい投資の仕方があります。
リスクはゼロにできないけど、リスクの少ないやり方を選べば株式を紙くずにするのは避けることができるし、リターン(利益)も得やすくなります。
ちなみに投資を少し勉強すると、投資で大儲けしている人がいることにも気づきます。
が、SNS時代でそういう人が身近に見えるだけで、本当に成功している投資家は一握りでそれ以外は大体は嘘、素人に毛が生えた投資家が多いです。(SNS収益稼ぐために大きく見せているだけ)
本当に株式投資で成功している方々は、企業分析や市場の動向を毎日毎時チェックしている専業投資家です。ちゃんとした労力を割いてリスクをとっている仕事です。
医者をやりながらそれを真似るのは至難の技ですし、そもそもできません。医者が夢を見て、リスクの高いアクティブ投資はしないのが賢明です。
株式投資などについては昨今本もたくさん出ていますし、ある程度勉強すればだんだんわかってくると思います。医師国家試験を乗り越えた医師の皆様なら何冊か本を読めば、リスクの小さい(ということはリターンも小さいけれど)投資手法は理解できると思います。
で、NISAって何よ。
で、やっとNISAの話ですね。
NISAとはNippon Individual Savings Accountの略です。
訳は日本版個人型貯蓄口座です。なんのこっちゃわからないです。
話変わって、先に株の税金の話をしておきます。
株式投資をして配当や売却益で投資家に儲けが出ると、儲けのうちから20%ほど税金が取られてしまいます。知ってましたか?
これを金融所得課税と言います。もちろん配当からも引かれます。
なんでも儲けが出ると税金が発生します。
(銀行に預金しているとたまに雀の涙の利子をもらうことができますが、実はこの利子も儲けなので、利子からも金融所得課税は引かれています。利子が少なすぎて確認も難しいですが、、、涙)
株式投資の金融所得課税の具体例はこんな感じです。
そこでなんのこっちゃわからなかったNISAです。
NISAは国が用意した証券口座で、NISA口座内で株式を購入して儲けが出た場合は金融所得税取らないよ!!という口座です。
いわゆるお国様が許してくれたお得なボーナス口座。要は金融所得課税の節税になります。
みんな節税好きですよね?
だからNISA=節税!!ともてはやされたりします。
さすがに、NISA口座内で購入できる株式投資の額は上限があります。
口座内の金額制限を設けないと、国が金融所得税取れなくなりますからね。
でもなんで、税収を上げたいはずの国は節税になるNISA口座をわざわざ作ったか?
それは投資嫌いな日本国民に「個人で投資してお金を増やして老後の資金くらい準備できるようになってほしい」欲しいからですね。
みんなが投資してお金を増やしてくれたら、日本国全体の資本も上がりますから。
NISAの注意は、口座内の投資銘柄で配当や売却益の儲けが出ないと金融所得税も発生しないので、節税もできなくなることです。節税ができないのではNISA口座を使用する意味がありません。
利益が出る、というのが前提の口座です。
(絶対利益出すって結構難しいんですよね、、、)
また他の口座と損益通算もできませんので
損が出そうなハイリスク投資はNISA口座では避けるべきです。
ということは素人がリスクの高い投資をNISA口座内でするのは御法度です。
NISA始める時の注意
どうですか?
株式投資、NISAについてわかりましたか?
節税口座と聞くとやってみたくなったりしませんか?
毎年税金きついですもんね。
そこでもう一つ注意があります。
NISA口座開設をどこの証券会社、銀行でするかです。
とにかく、
自分の利用している大手銀行店舗には、
NISA口座開設は行かないでください。
そもそも証券口座はネット証券に
してください。
時々オンラインはお金を取られるから心配だと言って
電子ペイや、ネット銀行系使わない方いますが
ネット証券や銀行でももう最近のネットセキュリティでは安全です。
お金なくなったりしません。
店舗のある大手銀行などの方が、よっぽどお金を手数料としてふんだくってきたり、ゴミのような投資信託売りつけて来ます。
ある程度預金があったり職業医者というと、大手の銀行でNISAや定期預金など勧誘されたことありませんか?
大手銀行の人件費、店舗代、勧誘・広告などあの莫大な費用は、銀行を利用している私たちの手数料からの売り上げで賄われます。なので銀行もお金が余ってそうな人に勧誘必死なのです。
ネット証券は店舗もなく人件費も大手ほどかかっていない、対面や電話勧誘もしてこないので、その分手数料が本当に安いです。
銘柄選択や注文など自分で判断しないといけない場面は多いですけど、ネット時代で何でも検索できますし、なにより自分で判断しないで人に頼ると、本当にゴミ商品買わされるんでここは自分で頑張ってください。
勤務医、お金の勉強始めませんか?
株式、NISA制度、注意点を書きました。
お金の勉強始めませんか?と書くと、怪しい詐欺師みたいですが、私は一応医者で詐欺師ではありません。汗
この記事は、
(というかこのnote自体そうなんですけど)
昔の自分や医局の女医後輩に話すような気持ちで書いています。
(少しだけ株やってると言うとけっこう聞かれました、みんな投資や金融について興味はあるんですよね。)
私は子供産むまで株式が何かもよくわかっていなかったし、
社会保険、税金やお金の仕組みについてもちんぷんかんぷんでした。
給与明細に書いてある項目もよくわかりませんでした。
でも産後お金の勉強を始め、NISAを最初のきっかけとして少しずつ金融に関する物事が理解できると金融に対する知識を得ることが楽しくなりました。
ここは興味があるかどうかが重要にはなりますが「最初怖いけど少しずつ知識と経験が増えていくと面白くなっていく」というのは医学と同じだと思います。でも自分のお金のことってみなさん興味ありますよね?
私はお金の勉強し始めてから、今までお金に関してわからなくて不安だったグレーな部分(住宅ローンとか教育費とか老後資金とか保険とか、投資は何をすれば良いとか)が徐々にクリアになり、
長年つきまとっていた漠然とした将来の家計へのモヤモヤした不安が消えていきました。
稼がなきゃいけない具体的な金額もわかり、将来のお金の不安がなくなれば医者の仕事に没頭できますし医者のキャリアも考えやすくなると思います。
私にとっては旧NISAがそのきっかけの一つだったので、皆様も来年からの新NISAが金融知識を取り入れる良いきっかけになればと思います。
新NISAに関しては、年単位で見ればできるだけ早く始めた方が良いとは思いますが、急いで2024年1月から上限満額やった方が良い!
とは思いません。
生涯投資枠は1800万で、旧NISAと違って早くやらないと枠が消滅するというわけでもないので、ゆっくり勉強しながら最初は少額で良いので始める、行動するのが大事だと思います。
研修医が机上の空論ばかり話しててびびって手技やりたがらない時、
とりあえず手動かせ!!って思いますよね。
それと一緒です。
また、医者は医学を懸命に勉強し、ガイドラインが変わるたびに知識を入れ替えますよね?金融についても同じことすれば良いだけです。
だからきっかけがあれば皆すぐできると思います。
おわりに
来年から新NISAはじまります。
株式投資がなんか怖い、めんどくさいと思っている方、知らないから怖いんだと思います。
少しずつ勉強して知識をつけて、マネーリテラシーが低いとかカモネギとか言われる医者を卒業する良いきっかけになればいいなと思ってます。
旧NISA、新NISAの違いや、我が家のNISA口座の話など、休憩時間に後輩女医に教えていた勤務医のお金の話も今後していけたらなと思います。
→我が家の子供のNISA口座の話書きました。よかったらどうぞ。
それではまた。
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