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6月9日:パチ屋の蜂谷さん第58話更新しました

パチ屋の蜂谷さん58
「世界の終わりを」を更新しました


※いいねやRTしてくださると本当に本当に報われます。
是非応援よろしくお願いいたします

■タイトルは「世界の終わりを」

タイトルを含め、今回のお話は一字一句本当に悩み、何度も何度も描き直しました。
前回更新が3月下旬。その時にはもうネームはできていたので、お気楽に「次回モブ募集」のポストをしました。

前々回(56話)蝶野さんから「頑張れよ」とエールを送られた鈴虫。
もちろん、頑張って依存症から抜け出せよ、という意味です。

恋人の蜂谷さんもずっと鈴虫が依存症を脱却してくれることを願ってきました。
そして鈴虫も「今度こそ辞めてやる」と依存症と向き合ってきました。
物語はあと6話で終了。
結末は物語を始めた時からブレていません。
だから今日の「58話」もさらっと更新するつもりでいました。

でも・・・
僕が人生の大半を費やし苦しんできたギャンブル依存症って、こんな軽いものだっただろうか・・・

■「頑張れよ」
・・・こんなキラキラした明るい若者の話だっただろうか

大事なことを忘れていないか??

そう、鈴虫は100万の借金を抱えているんです。
そのことにしばらく触れていない。
このまま物語を終えていいのだろうか

ギャンブル依存症は内緒の借金と深い関りがあるはずです。
そして返済に行き詰ると、借金は生活の全てを優先して頭を占める
どうしようどうしようと何をしていても考えてしまい、気持ちは落ちていく。
少なくとも20歳から45歳までの僕はずっとそうして生きてきた。

『パチ屋の蜂谷さん』は20代の僕が東京の町田市鶴川に住んでいたころをベースにしたお話です。
もうその頃にはパチンコにはまり、借金もしていました。長い長いトンネルに入ったころです。

そんな物語なのに、ギャンブル依存症だけをテーマにしていいのだろうか

■抱える問題は依存症より借金のこと

正直に言うと、「ギャンブルがやめられない」こと自体はそんなに悩んだ記憶がない。
常に多額の借金を抱えていたから、依存症のことよりも借金をどうするか・・・正確には身近な人にどう隠すか、そればかりを悩んでいた気がします。

どう見てもクズ。
自分勝手で計画性がなくて、人に迷惑をかけるクズです。

そんな世界に触れないまま終わらせていいのだろうか

そう思ったら、すでに出来上がっていたネームが全然違うものに見えてしまいました。
それから2か月かけ、ほぼ全ページを構築し直して今回の「58話」を作りました。
(モブ応募くださった方にはお一人ずつに更新が遅れることをお伝えしました)

■この「58話」が最善なのかはわからないけれど

もしかしたらこの後の展開に大きく影響を与えてしまうかもしれません。
でも、借金問題から目を背けなかった意義は大きいと信じています。

次回は蜂谷さん目線になります。
パチ屋の蜂谷さん第59話
『もう一度…』

乞うご期待ください
いつもありがとうございます

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