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あなたの文章がすきです

プロの文字書きとかではなく自分にとって身近な人物で、「文章が好きだな」と感じるひとが少なくとも3人いる。

一人目は私の妹。
身内を手放しでほめるのもなんだか恐縮ですが、とても文章の構成が上手で、読みやすい。ちなみに話し言葉による説明も上手い(でも人との会話はあまり得意ではなくて、一緒に出掛けて店員さんなどに話しかけられると固まっている)。
元々「説明」がとてもうまかったのだけど、大学の課題のレポートがあまりにも良かったのでネットで文章を書くことを勧めたら、noteで色々書いてくれるようになって嬉しい。
妹の文章を「読みやすい」と感じるのは、似たような環境で育ってきたから、自分に馴染む価値観や言葉だから、ということもあるのかもしれない。

二人目は大学時代に同じ研究室だった友人。
同じ研究室なのにあまり話したことがなかったが、卒業後は大学時代の友人の中で会っている回数断トツ1位の不思議な存在(逆に学生時代にすごく仲が良かった人とすっかり疎遠になったりして、人間関係って流動的だ)。
彼女の文章はインスタ日記を読んだときに「いいな」と思ったのだけれど、まずテーマが面白いと感じる。私たちは友人同士だけど大事にしていることも好きなものの似ていないので、自分にはない着眼点で「そんな風に思っていたのか」ということが多々ある。それがとても新鮮。
本人が読んでいないのをいいことに書くけれど、読みやすい・正しい文章を書く人か、と聞かれるとアヤシイ。まず普段から日本語を割と間違えている(「ゾンビ取りがゾンビ」「○日以降ならOK!→○日もダメ」など)。でも、内容の面白さと文章のリズムの巧みさで、グイグイと読ませるのだ。私は昔から印刷物の誤植などを見つけるのが得意で、言葉遣いがおかしい文章などはそっちが気になってしまって頭に入ってこないこともあるのだけど……彼女の文章はそんなことを指摘するのは野暮かも、といった具合に読まされるパワーがある。

三人目も大学時代の友人。専攻は違って、同じサークルに入ったことがきっかけで仲良くなった(ちなみに同じタイミングでそのサークルをやめた)。
この友人は大学卒業後に地元に帰ったのだけど、それ以来ちょこちょこと文通をしている。お互い社会人になって、さらに結婚したら頻度はかなり減ってしまったけれど、それでも「いつでも手紙を送っていい」と思える人がいるのは嬉しい。
彼女の文章はユーモアがある。なんというか、気の利いた店内のPOPみたいな感じ。そして内容の面白さもあるけれど、文体がほっこりと優しい。いつかZINEとか作ってくれないかな、読んでみたいな、と思っている。


特にオチは考えずに好きな文章を書くひとたちのことを考えながらつらつらと綴ってみたのだけど、私、ZINEみたいなものをつくろうかしら。と、今ひらめきました!
すきな文章を書くひとたちに何かテーマを決めてお願いしてみようかしら。OKしてくれるか分からないけれど、なんだかワクワクしてきました。春です。

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