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2020.07.31

朝6時半前に起床。
今日は受診。
朝一から検査なので朝ごはんは抜き。
なので、少しゆっくり。

7時過ぎに出発。
朝の渋滞を懸念して少し早めに出る。
結局、病院に着いたのは8時45分。
検査が9時からだったのでギリギリ。
まぁ、でも、待ち時間なんかはないと考えたらちょうどいいのかな。

さて、まずは採血と採尿。
ちょうどよく尿が溜まってたのでスムーズにこなし、MRI検査を。
...と、ここで問題発生。
膀胱を撮影するので、膀胱内に尿がある程度溜まってないといけないらしい。
今さっき、出しちゃったばかりなので、とりあえず検査は少し延期。
まず、水分、しっかりとって尿意をもよおしてから撮影することに。
尿意を我慢しつつの検査もなかなかしんどいけどね。

ということでMRI検査。
呼吸で腹部があまり上下しないように固定されて、いざ機械の中へ。
音がうるさい、閉所感ハンパない...は確かにそうだけど、そこまで気になることではなかったかな。
それよりも検査時間が長いのと、いつまで続くのかが分からないことの方が嫌だと感じたかもしれない。
あー、いつまでかなーと思ってたら、そろそろ造影剤を流しますとのアナウンス。
この時、一緒にあと3分くらいですと教えてもらえてほっとした。
ここからまた同じだけの時間がかかるのはしんどいな。
結局、検査は機械の中にいた時間として30分くらいかな。
次からはこの経験があるから焦ることはないと思うけど、まぁ長い。
それに尿を溜めろと言われた状態での検査だから、検査中にも徐々に強くなる尿意。
これ、なかなかしんどい。
トイレに少し行きたいくらいのところで検査ができればいいけど、かなり行きたいという状況だと、検査中が厳しいな。
悶えたいけど、固定されてて悶えられないしね。

終わったのでお昼ごはん。
朝も食べてないし、ちょっと多めに。
あと、お茶だけでなくコーヒーも。
贅沢だ。

さて、メールチェックでもと思ってたら、膀胱鏡の検査に呼ばれる。
早くにできてありがたい。
これ、尿道から内視鏡を入れて膀胱内を診る検査。
管入れるから痛いかな?と思ったけど、意外にも痛みは少なく、時間としても5分かからない検査。
肉眼的に診る検査だけど、手術の傷口もとてもきれいで、外側からは特に問題ないとのこと。これ、検査してもらいながら、自分でもその画像を見ることができるのはよかった。
確かにとても綺麗だった。
あとは、MRI検査の結果を確認だな。

ということで、診察までしばし待機。
なんとなく、大丈夫な気がしている。
なんだろう?これは。

さて、そんなわけで診察。

MRIの結果、断端陽性と判断された部分に明確な腫瘍は確認されず。
断端陽性の場合、やはり初回の結果が一番気になるとのこと。
今後も3ヶ月毎にMRI検査で確認はしていくのは続けるけど、今回がクリアできたのは大きいよと。
一安心ですよ。

術後、疲れやすくなったりしたことを医師に伝えたら、やはり腎臓を取るとそういうことを訴える人は多いとのこと。
一過性でもそういうのはあるんだなー。

やー、ほんとよかった。
正直、ダメかと思ってたんですよね。
口では炎症性変化の可能性がってことを言っていても、断端陽性という言葉は重く、受診の日が近づけば近づくほど、がんが取りきれてなくて、再手術、いや、もう延命治療となるんじゃないかと考えがちでした。
精神的にも不安定でね。
人に当たらないようにするので精一杯な感じ。

1人になって、ちょっと涙出た(笑)
治ったとは言えないけどね。
でも、自分としても今日を乗り越えたのは大きいな。

0歳と3歳の子供が2人。
この2人が成人まではどうにかしなくては。
自分がどうではなく、2人の子供たちがきちんと大人になれるように。

願いはこれだけかもな。

自宅に帰る途中でケーキ屋に立ち寄り、ケーキを購入。
明日、妻の誕生日でもあるので、子供が保育園に行っている間に2人でお互いのお祝いを。
ゆっくりケーキを食べられるって幸せ(笑)

そのあと、子供を保育園に迎えに行く。

子供にはシロクマケーキを。
フルーツや豆が入ったクリームを餅皮で包んだやつ。
餅皮は大丈夫かなと思ったけど、まぁ、集中して一気に食べた。
よかった。

満足してたら、今日の1日の移動やら安心感からなのか、体がとてもだるくなる。
熱はないし、味覚とかもあるから大丈夫だと思うんだけど、とにかくしんどい。

夜からの会議をこなしてすぐ寝ようと思ってたけど、この会議があったので、しんどいながらも参加。
その会議には自分のメンターのような方も一緒だったんだけど、その方と話をしたことで、なんとなく気力というか元気が戻ってきた感がある。結局、病は気からなのかもな。
面白い。

会議が終わって、元気になったこともあり妻と話を。
たわいもない話もしつつ、今回のことも。

自分の場合、がんになったということは、自分で乗り越えないといけない部分が多くて、キャパシティを超えたところで、言葉が漏れ出てくる感じ。
それを聞いてもらえたことはとてもよかったし、逆にそこまで行かないと話ができないというか、聞かれることも億劫だったりした。
だから、普通に接してくれて、自分から話をするとき以外、がんについては聞いてこないでくれたことが、本当に助かったというか、ありがたかったなと思っている。

この1ヶ月くらいは、ほとんど毎日、今日の結果で再発が見つかることを想定した内容を考え続けていたので、精神的にギリギリのところに来てた気がするな。
また、この先3ヶ月毎に検査があり、その度にこの不安感が頭の中を駆け巡りそうだけど、少しずつ、舌がんの時のように収まっていくのだと思う。

あの時は、ある意味、1人だったからそこまでしんどくなかったけど、今は妻も子供もいて、自分がというよりも家族に責任を持たなくてはという考え方が強い。
だから、再発することに対して、死ぬということより家族と離れることに対する恐怖があるんだと思う。

この先、それが少しずつなくなっていくといい。

なんてことを自分の考えとして伝えることができたのもよかった。

今日は本当に盛り沢山な1日だった。
体調のこともあり、祝杯は明日かな。
ぐったり。

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