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銀行ってなぁに?

皆さんにとって「銀行」とは、ざっくり言うと『お金を預ける場所』だと思います。
自分専用の「口座」を作ってお金を預け、必要なときに取り出せるお財布のような役割を担っています。
でも実はもう少し複雑なシステムで、いろいろな役割を果たしています。

銀行の主なお仕事(業務)は3つあります。
①預金(よきん)の業務
②貸出(かしだし)の業務
③為替(かわせ)の業務

それぞれの業務について見ていきましょう!


①預金の業務

私たちは銀行で自分専用の「口座」を持ち、そこにお金を預けます。
「口座」とは、銀行の中にある自分のお財布のようなもので、その口座ごとにお金の記録や計算を行います。
たとえば今日1000円を預け、翌日300円を引き出したとします。
口座では「今日1000円を預けた」「翌日300円引き出した」という事実を記録し、「残り700円が口座に残っている」という計算がなされます。

そして私たちは銀行にお金を預け入れることで盗難や紛失の心配が無くなり、いつでも安心して好きなときにお金を引き出して再度手元に置いておくことができるようになります。
銀行では私たちの預け入れたお金を厳重に管理保管してくれるからです。

これが「預金」です。

銀行と私たち


②貸出の業務

銀行は企業や個人にお金を貸し出します。
少し大きな事業を展開しようとする企業や、家や車を買いたいけれど大金をもっていない個人に銀行はお金を貸し出して、社会の経済(お金の循環)や消費(ものを買ったりサービスを受けたりすること)を間接的に支えているのです。
そして貸し出したお金は少しずつ返してもらうのですが、そこに「利息」も上乗せします。
借りた企業や個人は、借りた額より少し多く銀行に返していくのです。

これが「貸出」です。

銀行と企業


③為替の業務

A銀行✕✕支店に預け入れたお金を引き出したいとき、必ずA銀行✕✕支店に出向かなければならないかというと、そうとも限りません。
同じ銀行の別の支店、その銀行の取り扱いのあるコンビニATM、その銀行と提携している別の銀行などで引き出すことができます。
A銀行✕✕支店と取引のある(協力関係にある)別の銀行などが、A銀行✕✕支店に代わって私たちにお金を渡しているのです。
こうしたお金の受け取りや移動の事を、「為替」といいます。
私たちと銀行の間で、もしくは銀行と銀行の間で、お金を移動させたり受け取り・引き渡しを行うことも銀行の重要なお仕事なんです。

これが、「為替」です。

為替 (1)



銀行と私たちの関係

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私たちは企業(会社やお店)で働きお給料をもらい、銀行にお金を預け入れ(または引き出し)、銀行は企業にお金を貸し出します。企業はそれを元手に商売を行い、私たち従業員とともに売上(利益)を生み出します。
そこからお給料が支払われ、銀行へ「利息」とともに借りたお金を返済します。
こうしたお金の循環を「経済」といい、銀行は経済の要(かなめ)として重要な役割を担っています。



銀行の役割はお金の出し入れだけでないということが分かってもらえましたか?
意外に奥深い「銀行」。
その銀行には、たくさんの種類が存在します。
次回は銀行の種類について解説します!

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