グラナージ~機械仕掛けのメモリー~
第7話「アカシア」文字数 2,337文字
今日は、朝から外でテントウが待っていた。
「おはよう、テントウちゃん。どうしたの?」
「うん。お前ら、なかなかいい働きっぷりじゃないか。さすがは若者だな。」
「テントウちゃんだって、まだ子供じゃない。」
「俺は見た目はこんなでも、お前らよりもずっとずーっと年上なんだぞ!…いや、こんな話をしている場合じゃない。新入りが来たことは、アル様も知っている。お前らに会いたいそうだ。アル様も、ああ見えて…。くれぐれも、粗相のないようにな。」