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父との本当に最後の会話
2020年8月18日の朝、父はこの世を去った。
帰省していた私は最期をみとることができた。
2022年8月18日、三回忌に参加予定だったが
コロナの感染状況を考慮して帰省を断念した。
社会人になってから父とぶつかることが多くなり
生前はケンカが絶えなかった。
でもどこかで憎めないとこもあり、葬儀の出棺の
時には自分でもびっくりするぐらい大泣きした。
遺品整理をする中で、父が色々な活動をして
色々な人に親しまれ、感謝されていたことを知った。
生きているうちに、父がやっていた活動についてとかもっと色々と聞いておけばよかったなぁと後悔しまくった。
亡くなって2週間後あたりからだったと思う。
夢の中に父が出てくるようになった。
私はこの世を去った人が夢に出てくる経験を10代からしていたこともあり、何ら驚くことはなかった。
夢の中で父とたくさん会話をした。
死んだ瞬間、私たちの様子を全て見ていた話しとか
亡くなる一ヶ月前から大好きなお酒が飲めなくて
残念だったことや寿司が食べたくて仕方なかったことなど。
そんな父との夢の中での会話が一周忌を迎える前まで続いた。
そして一周忌法要が終わった去年の夏から
私の夢に現れなくなった。
ああ、無事にあちらの世界に行けたんだなぁ
ほっとした感じと少しの寂しさを感じた。
ところが今年の6月ぐらいにまた父が夢にひょこって
現われだした。
2,3回現れて7月に入ってすぐの日
目覚める前に見たのではっきりとその内容を覚えていた。
「三回忌を迎えると今までのようにはこっちには来れなくなる。」
「母ちゃんと○○(愛犬の名前)を頼むな。」
「こっちでもぼちぼちやってるから心配せんでええよ。」
と父は言ったのだ。
今までのようには来れなくなる?
気になって調べてみた。
するとこんな記事を見つけた。
仏教の考え方では、人は亡くなってから49日間はこの世とあの世の間をさまようとされ、この期間を「中陰(ちゅういん)」と呼びます。
49日目に閻魔大王によって来世の行き先が決められるといわれ、中陰の間、遺族は故人に供養を捧げるのがしきたりです。
やがて中国の「十王信仰」と結びつき、四十九日以降の百箇日、一周忌、三回忌も故人が王の裁きを受ける日とされ、法要が執り行われるようになりました。三回忌は故人が最後の裁きを受けるときであり、大切な節目です。
中国の十王信仰と合体した仏教は、日本でさらに「十三仏信仰」へと発展し、七回忌以降の法要も加わります。
ほんとかどうかはわからないけれど、最後としたら
会いにきてくれて、そして会話ができてよかったと思う。
そちらでもぼちぼち楽しんでやってるならよかったわ。
お母さんにお酒とお寿司お供えするように伝えたわ。
お父さん、ありがとう。
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