見出し画像

先月読んだ本 2024年5月

読書記録3か月目を更新。今月読んだ本は4冊。
数としては少なめだけれど、読んでよかったー!と心に残る本ばかり。
今月も素敵な本に出合えてほくほく!

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

読書と労働の歴史を紐解きながら、「働きながら本が読めないなんておかしい!!働きながら本を読める社会を作っていこうよ」という作者の叫びが詰まった1冊。
ビジネス書ばかり読んでいると、ついつい「本から何か学ばないと!アウトプットしないと!」と焦るような気持ちが湧いてくるけれど、そうじゃない読書があっても、もちろんいい。
仕事や自己実現のためにやりたいこととは別に、「やりたいからやる。読たいから読む。ただそれだけ!」を楽しむ余力を残して生きていきたい。

文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

最近宇宙がマイブーム!
ただ物理学の本は難しすぎるので(先月読んだ本は難しすぎた…!)文系で数式がてんでだめな私にも読めそうな本をKindle Unlimitedで発見。こういう入門書ってほんとうにありがたいな。
個人的に一番感動したのは、「宇宙ができたころに漂っていたクォーク(物質)が太陽系のなかをさまよいながら地球にやってきて、私たちの体を構成する一部になっている」ということ。
遠い遠い遠い宇宙での出来事に想いを馳せると、本当に自分はちっぽけな存在なんだなあと感じるけれど、なぜだろう、だからといって、投げやりな気持ちには不思議とならない。むしろ、どうせ短い一瞬の人生、面白がっていきていこうという気持ちになってくる。

きみのお金は誰のため

ほんと~~~に読んでよかった!!
今年読んでよかった本のベスト3に入ると思う!!
誰しもが「お金に対する漠然とした不安」を抱いたことがあると思う。けれど、改めてお金って何?と考えると、答えに詰まる。
いったいお金って何なんだろう。
そんな疑問に、物語を用いて分かりやすく、愛と希望をこめて答えてくれた本。
「お金の先には人がいる」そんな当たり前のことを、わたしは全然わかっていなかった。
スーパーでお米を買う。その先には、例えばお米を商品棚に並べてくれた人、運んでくれた人、丹精込めて育ててくれた人がいる。
水道料金を払う。その先には、例えばマンションの水道設備を管理している人、水道局で働いている人、ダムを建設してくれた人たちがいる。
直接目には見えないけれど、お金を介して、わたしたちは助け合って生きている。
大切なことを教えてもらった。大人はもちろん、子供たちにも読んでもらいたい…!!

人生のレールを外れる衝動のみつけかた

「スマホ時代の哲学」ってすっかりファンになってしまった哲学者谷川 嘉浩氏の最新作。
メリットやデメリット、コスパ、人からどう思われるかなどといったことは関係がないところに向かう原動力としての「衝動」」について、一歩一歩、積み上げるように丁寧に説明してくれた1冊。
まだまだ内容を咀嚼しきれていないところがあるのだけれど、前作に引き続き面白かった…!
インターネットが発達して、SNSでのコミュニケーションが主流になって、分かりやすさやスピードが重視されやすい現代。
けれど、だからこそ、複雑なもの、一見とるに足らないと切り捨ててしまいそうなもの、理解するのに時間がかかるもの…
「コスパが悪そうなものたち」を拾い上げて、心において、温めていける人になりたい。
谷川氏の本を読むと、そんな気持ちが湧き上がってくる。
もう一度じっくり読んで、私の心の庭に置いてみよう。

また来月も

5月もなかなか濃い読書の時間を過ごすことができました。
また来月も、読みたいから読むを大切にして、私の心の庭を育てていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?