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ペーパーバックを出版したら電子版のページ数が減った話(仕様でした)

こんにちは、ナツです。
「ペーパーバックを出版したらKindle電子版のページ数が減った」
の件、KDPから返事が来たのでまとめます。

前編はこちら

ページ数が減らされた本はこれ

結論から言うと

仕様でした!!!
でも、それほど影響はないような気がします。

おさらい

  • ペーパーバックを出版した

  • Amazonの詳細ページに表示される電子版のページ数が302ページから226ページに減った

  • ペーパーバックのページ数は224ページだった

  • ページ数の説明文が「Kindleで表示されるページ数を使用」から「印刷版に基づく実際のページ番号」に変化した

KDPに聞いたこと

  1. 仕様ですかバグですか?

  2. 仕様なら、これからペーパーバック化した本は、ペーパーバックの印刷ページ数ベースに変更されますか?ペーパーバック化済みの本にも影響がありますか?

  3. 既読KENPのカウントは302→226に減ったのですか?

問い合わせと並行して確認したこと

KDPの回答がいつ来るか分からなかったので、自分でも調査を始めました。

以前のNoteでも書きましたが、トラブルが発生した際に大事なことは「切り分け」です。切り分けを行うには、類似の条件を並べ、差があるかを確認していきます。

今回の事象が発生した条件を考えてみます。

  1. ペーパーバックを出版していること

  2. 最近ペーパーバック化していること

  3. 電子版からペーパーバック版の出版に当たり(印刷コストを意識して)ページ数を減らしていること。つまり、文字数が多いこと

ぼくの本は78,000文字で302ページ。ここから印刷コストを意識して80ページほど圧縮しました。78,000文字というのはKindle本としては結構多いです。

ぱっと文字数が多い作家で思いつくのは、尊敬するKindle界の先輩である寺澤さんと、浅見さんの書籍でした。浅見さんのPFCバランスの本は、出版から少し経っているため、寺澤さんのフォルダ管理の本を見に行きました。

ちなみに、この本、めちゃくちゃ面白いです。ITリテラシーのないおじさん社員たちに配ってあげたい…。(1)とか.bkとか”最新版”とか”提出版”とか作ってるそこの貴方へ。

話を戻します。

残念ながら(?)電子版とペーパーバック版で大きな違いがあり、電子版のページ数は減っていないようでした。寺澤さん御本人からも「減ってないよ」とご連絡を頂きました。

仲間(?)を発見

で、次に見に行ったのはミツさんです。

ちなみに、この本、ライティングの教科書として必読です。書籍自体かなりボリュームがあるのですが、イラストを挟んでいること、ミツさんの文体なども相まってスラスラ読めます。

ミツさんの書籍を見たところ、
電子版304ページ、ペーパーバック版302ページ!!!
差が2ページあるのも同じ!
そして電子版には次の表示が出ました。

印刷版(ISBN B0CLVCZDD9)に基づく実際のページ番号が含まれています。

やりました…ぼくだけじゃなかった!!

しかし、逆にこうも思ってきました。
「1例だけじゃないなら、これはもしや仕様なのでは?」

で、KDPから回答が届きました。

回答1(要約)

仕様だよ。ペーパーバック版に一致または近いページ数を表示させるよう改善を行う仕様があるよ。「最近」Kindle本の詳細ページに反映される印刷ページ数の「精度を改善」しているよ。

回答2(要約)

この「改善」は出版済みを含む全ての本に適用されるよ。
各本に「改善」がいつ適用されるかは案内していないよ。
聞かれても答えないよ。

回答3(要約)

Amazonの詳細ページに表示されるページ数(226)とKENPC(KENP Count)は関係ないよ。
君の本のKENPCは342ページあって当初の詳細ページに表示されていた302ページとも無関係だよ。
KENPCはAmazonの独自ロジックで算出するから、ペーパーバックのページ数に影響を受けないよ。

回答4(おまけ)(要約)

今回、詳細ページが226ページにしたけど、本当はペーパーバック版の224ページを表示したかったので、詳細ページは24時間以内に更新するね。(これはバグだと認めた)たぶん、ミツさんの本の2ページの差もバグです。

まとめ

今後、みなさんの電子版もペーパーバック版のページ数に順次変更されていく可能性があります。時期は未定です。時期に関する個別の問い合わせも受け付けていませんでした。が、KENPCに影響しないならまあいいかと思いました。

1点デメリットがあるとすると、電子版のページ数が結構減るので「この本は結構ボリュームがあるな。しっかり書かれているのかも。読んでみよう」という客(いるのか?)が減るかもしれません。

おわりに

ドタバタしましたが、そんなに影響はない(?)ようで良かったです。
個人的には、”精度の改善””最近”開始して”全ての本””順次”適用していくなら、どこかで告知してくれてもいいのにな(してる?)と思いました。

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