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あとがき(2022のまとめ)

これは、「紫波里山ノクラシ12か月冬のZINE2022」に掲載したあとがきです。ZINEは現在紫波町内のお店や公共施設に設置させていただいております。見かけた際は是非ご自由にお持ちください。

2022年は、里山に越してきてから初めての春を経験し、家のすぐそばに畑を借りて念願だった自分の畑を始めました。また、2021年から始めた季節ごとの里山イベントもゆるゆると続けてきました。畑を中心に里山の中にいる時間が増えたことで、地域の方とのつながりも増え、今まで見えなかったものが少し見えるようになってきた気がします。毎週火曜日は畑にいる日として、近所の方に遊びにきてください〜というお手紙を配りました。畑が人で溢れかえる〜!なんてことにはなりませんでしたが、お散歩ついでに、ふらっと様子見に、ちょこっとお話ししに、、、。特に用がなくても畑を訪れてくれる人がちらほらと現れました。畑の悩みや生活のこと、地域の話など、気軽に話せる機会となり、新しいことにつながっていきました。近所の方や農家さんが様子を見にきて教えてくれたり、苗をお裾分けしてくれたり。本当に皆さんあっての「なつかのおつまみ畑」でした。おかげさまで立派な野菜が採れ、販売するところまで挑戦できました。皆さんのあたたかさに支えられました。ありがとうございました。

また、思いがけず知り合ったばかりのぶどう農家さんから、シャインマスカットとサニールージュの樹を一本ずつお借りし、手をかけさせていただきました。2023年は将来の第一目標である、ぶどう農家としての就農に前進するため、ぶどう農家さんのそばでさらに学んでいきたいと思います。

そんなこんなで、畑での仕事と、その先の販売と、様々なことに挑戦し、失敗もし、多くの嬉しい出会いがあった2022年でした。挑戦したことで出会えた皆さんに感謝しております。

と平和に終わりたいところですが、2022年最後の最後に大失態を犯しました、、、。
買ったばかりの愛車、いとしのスーパーキャリィで事故を起こしてしまいました。始めて自分が乗りたいと思って買った車。初めてのローンを組んだばかり、、、。自分の将来に欠かせない相棒になるだろうと思い、生涯を共にするつもりで購入しました。畑仕事や出店に連れて行くととっても便利で、畑仕事がますます楽しくなりました。そんなキャリィくんとの楽しい日々も束の間でした、、、。
これからも相棒として一緒に稼いでいきたいので、廃車にせずに修理することにしました。2022年最後に修理費70万円の借金を背負うことになったのです。
事故のことを悔やんでもどうしようもないのですが、事故をきっかけに最近の自分自身を見つめ直し、自分のことがかなり嫌いになっていました。この一年、いつの間にか日々の活動がタスク化し、頭を使わずにこなすことで精一杯になっていたこと。そしてタスクをこなした自分に満足してしまっていたこと。それによってどんどん自分が薄まり、中身がなくなってきていたことに気付かされ、反省しました。

「変化できないパンクスは腐っていく。一箇所で淀まず、変化し続けていく。安寧することを許さず、考え続け、突き抜けなければならない。」
クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書/小野寺伝助

私はハングリー精神を失って鎖かけていた。まだまだ貪欲なパンクスであり続けたいと思います。年が明け、少しずつ動き出す元気を取り戻した現在です。まずは雪かきバイトと毎日お弁当を持っていくことから始めました(笑)パンクな農家目指して、これからも走り続けます。また来年の冬のzineでお会いしましょう。


最後までお読みいただきありがとうございます。