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救急搬送は突然に。急にぶっ倒れてタダでは起きなかった話。

人生って毎日何が起こるか分からない。

「今日もいつもどおり夜がきた」と当然このまま眠るだけだったはずなのに、30分後には救急車に乗っている。

これは昨日の私の体験ですが、誰にでも起こりうることでしょう。
いつものようにおとずれた平凡な夜が突如として非日常に変わった経験から学んだことを3つご紹介します。

少しでもどなたかの役にたちますように。

1)家族の病歴を把握しておくべき

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みなさんはご家族のアレルギーや過去の病気についてとっさに聞かれても正確に答えられるでしょうか?
「いいえ」の場合、メモにして保管しておくことをおすすめします。

昨日私が倒れた際に、救急隊員の方と搬送先の病院でそれぞれ「病歴、かかりつけの大きな病院、アレルギー」などについて聞かれました。

私は意識があったので自分で答えられましたが、意識を失っていた場合、答えるのは家族です。

分からないなら分からないで対処してくれるはずですが、やはり正確な情報がある方がより的確に迅速に対応してもらえます。
ぜひ、家族の「病歴、体質」などをまとめておきましょう。

救急隊員、搬送先の病院で聞かれたこと
・生年月日
・過去の大きな病歴
・かかりつけの大きな病院があるか
・アレルギーの有無
・常に飲んでいる薬はあるか
女性に関する問
・出産経験の有無、妊娠中のトラブル、出産時のトラブル
・生理中かどうか
・最後の生理はいつだったか、またそれはいつもと違ったか

ちなみに私が過呼吸になっていてうまくしゃべれなかったため、救急隊員が夫に「奥さんの生年月日は?」と聞いていましたが、夫は「ええーと…」と答えられませんでした…。

家族の情報をスマホに保存しておく、お薬手帳と一緒に保管しておく、薬箱に入れておく、などそれぞれのご家庭で使いやすいようにメモを残しておきましょう。

お子さんの場合は母子手帳があるので安心ですね。何か病気をした際には母子手帳に記入しておくようにしましょう。

2)すぐに食べられる位置に、ゼリー飲料を

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みなさんのご自宅にはすぐに飲むことができる水やゼリーはあるでしょうか。それは「取り出しやすい位置」にありますか?

私は自宅のろうかでふらふらと倒れましたが、倒れながら「これは水分を摂った方がいい…」と感じました。

幸運なことにちょうど自宅のろうかの収納に備蓄としてウィダーインゼリーなどのゼリー飲料を保存していたので、倒れながら取り出すことができたのです。

ろうかで仰向けになりチューチューと吸いながら水分を摂れた安堵感をかなり感じていました。(苦しかったけど)

良かったと感じた点
・ゼリー飲料を常備していた(ペットボトルは寝転がった状態では飲みづらい)
・棚の低い位置に保存していたので倒れた状態で取ることができた
・クローゼットやパントリーなどでなく、ろうかに置いていた

防災用品はめったに使わないので「常備している」という方でも収納の奥や、台に乗らなければならない高い位置に置いている方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざという時にはサッと取り出せなければなりません。
震災や大雨の非難の時だけでなく、こういった急に倒れてしまった時にも「すぐに取り出せる」ということでピンチを回避できます。

私は防災の専門家ではありませんので「絶対この方法がいい!」とは言えませんが、このnoteを見たことを機に防災用品について調べて見直すきっかけになれば幸いです。(水分を取るべきかどうかも状況によります)

3)呼吸は、落ち着いて!

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体調不良の時だけでなく、落ち着いた呼吸は大事です。慌てずにゆっくりと呼吸しましょう。

私は床に倒れこんだ後、徐々に呼吸が荒くなり、手がしびれ足がけいれんし始めました。

「死ぬかも!」と思ったほどでしたが、救急隊員の方からは「しびれは過呼吸によるものなので、落ち着いて呼吸をすることでおさまります!」と冷静に言われまして…。

ゆっくり、落ち着いて呼吸することで本当に徐々にふるえはおさまりました。

ご注意!震え、けいれん、しびれ等の症状の原因はそれぞれですので、救急隊員や医師、看護師の方の判断に従ってください

パニックになると呼吸が乱れてしまうことは誰にでもあるかと思います。過呼吸になると余計な症状も出てきてしまうので、落ち着いて、ゆっくり、呼吸しましょう。

よく考えたら出産時のために「呼吸の練習」をするくらいですからね。普段当たり前に呼吸しているようですが、苦しい時やパニックの時はなかなかその「当たり前」なことができません。

「落ち着いて、呼吸!」と頭の片隅に置いておくだけで、異常時に冷静に行動できるでしょう。

ちなみに、「落ち着いて、ゆっくり呼吸して」と救急隊員の方に言われ、そうしたのですが、それでも「もっと!ゆっくり!」と言われました。

私としては十分ゆっくりのつもりだったので「え…、こ…、これ…、はやい…、ん…、ですか…?(ぜぇぜぇ)」と思わず聞いてしまったほどです。

「はやいです!落ち着いて!」と断言されたので、苦しい時って呼吸が早いか遅いかの判断もできなくなるものなのかも知れません。

確かに、出産時も横にいてくれた助産師さんが、呼吸のお手本をしてくれて「ふーーーーーーっ!」と彼女の息の動きに合わせて息を吸ったり吐いたりしていたものです。

「出産時の呼吸法」を事前に習って練習していてもやはり実際に陣痛がくると練習通りにはいきませんからね。

呼吸のお手本をしてくれた助産師さんのことを思い出したので、思わず救急隊員の方に「お手本やってください、それに合わせるんで」と言いそうになりました。

それくらい、呼吸ってやり方が分からなくなってしまうのです。落ち着いて、ゆっくり、呼吸しましょう。

まとめ

私が救急車で運ばれて、学んだことは以下の3つ
・家族の病歴を把握しておく
・すぐに食べられる位置にゼリー飲料を
・呼吸は落ち着いて!

他にも大事なことはいろいろあるかと思います。そしてこの3つの内容も私がご紹介した以外にもっといい方法もあるでしょう。

この記事をきっかけにいざと言う時のための準備をしていただけたら幸いです。


ちなみに、血液検査やらなんやらいろいろ調べてもらいましたが異常なしでした。

今日はピンピンしてます…。

書いた人(絵と文)
なつめももこ/webライター、管理栄養士
noteには私の日常、過去のこと、考えていることをゆるゆると綴っています。
今日ものんびりと、どうぞ。
Twitterもやってます。

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