第59期コモンビート参加記⑨

現在にnoteが追い付いてきました。
先週末のお話。

はちゃめちゃに文章が汚いし、読みにくいけど、これを綺麗にしてしまうのはまた違うような気がするので、このまま公開する。

土曜日、琵琶湖に向かう電車の中で配役発表メールを見て、
でもあんまり覚えてないシーンに配役されてたからどんなことやるんだろうって不思議なちょっとわくわくだけど不安、みたいな気持ちでいた。

日曜日、前半は基本衣装ファッションショーと衣装付き前半練習。
他大陸の衣装をちゃんと見るのは初めてだったから、とても楽しかった。
でも、「あーここで買ったんだな、がすぐわかるものが多い」って講評は耳が痛かった。私の衣装もちょっと手を加えてアレンジしてみたいきもちが出てきた。まだどうしたいかは考えてないけど。

衣装付き前半練習。一回目は着方が…ってなって、間に合わないことはないけどわたわたした。衣装で踊ると、裾だったり袖だったりが気になって踊りにくいな、と。それはこれから慣れていきたい。
二回目は、一回目よりもスムーズに着替えられて、早替えの手伝いもスムーズだった。けど、シンプルに床滑って踊りながらがちコケしたのだいぶ恥ずかしい。ちょっと滑らす、とかでもなく、床にべちんと叩きつけられた。膝はしっかり痣になりました。悲しい。でも、終わってから、転んでもすぐ立って諦めないで踊り続けててえらかったって言われて。そう教えられてきたから当たり前だと思ってたけど、そう言われると嬉しかった。

で、ここからがメイン。
スケジュールではアクティビティからの戦争シーンって書いてあって。
昨日の振り写しいなかったから今日でちゃんと覚えなきゃ、でもその前のアクティビティって何やるんだろうって呑気に思ってた。

アクティビティって、戦争シーンでの気持ちを作るためのワークショップみたいなもので。
そうとも知らず、紙に自分が大切にしてきたものを書いてペアで話して。初めてちゃんとゆりこと話して、ゆりこのこといっぱい知れた~って幸せな気持ちになってた。
そしたら、相手の大切にしてきたものが書かれた紙を破って、って言われて。大切なものをないがしろにするのが嫌で、心が痛くて、躊躇った。躊躇ったけど、ワークショップのリードしてるうえからの指示だから従うしかないよねって破った。
破らない選択肢だってあったんだよ、って言われて。嫌だと思っても従ってしまう、嫌だと思ったことをやれてしまう自分がいること、忘れないでって。戦争だって同じ。行きたくて行ってる人ばかりじゃないし、戦争には相手がいる。自分と同じように何かを大切にしている相手が。
うえの話を聞きながら涙が止まらなかった。戦争シーンの振りを覚えなきゃってちょっとでもわくわくした気持ちを持ってこの練習に来た自分が恐ろしくなった。嫌になった。

その後、戦争シーンの繋ぎの練習ということで、CB2から戦争シーンまでを繰り返し練習した。
CB2での幸せの絶頂から、違う大陸の知らない言語を話す権力者の乱入による恐怖、武器を持った軍隊の行進で落とされる絶望。
一回一回気持ちを入れていかないと演技にならないから、複数回の強制ジェットコースターによって私の心は虚無になってた。
最後の戦うところ。もう目の前に何があるか、うさぎの目の前じゃんここ、なんて笑ってないと壊れそうだった。こんなんじゃだめだと自分でもわかっていながら現実逃避みたいな感じだった。
泣いて沈みながらリバースの練習してちょっと心穏やかになり。
でも、みさとの話を聞いてまた沈んだ。沈んだけれど、戦争について考えることは重要で。どんなに戦争が恐ろしいものかを私たちが体現しなければいけないから、それをするにはちゃんと戦争を知り、兵士を知り、自分自身の物語を作らなければいけないんだと思った。

私は、語弊を恐れずに言うと、戦争関連の博物館に行くのが好きだ。アメリカ留学中ホロコースト博物館に行って誰よりもゆっくり展示を見ていたり、アウシュヴィッツもひめゆり資料館も原爆ドームも一人で行ったし、カンボジアのキリングフィールド(シェムリアップ)も行った。
何を目的で行くかって、もちろん歴史を知ることで、この場所でこんなことがあったんだと。そしてそれを想像して心が重くなる、あの感覚が好きだった。卒論のテーマを戦争展示にしようと思う(コロナでフィールドワークできないから断念)くらいには。
でも、私がしてきたのは、想像でしかないんだと思い知った。それらの状況は全てあくまで歴史で。他人事で。ちゃんと自分のものとして落とし込んでいなかった。
だから、今回は練習を疑似体験、追体験だと思って情報収集をちゃんと自分のストーリーにしたい。それで、コモビの期間が終わったら、もう一回いろんな場所に行って、自分のものとして戦争の歴史を知りたい。

この日一日情緒不安定過ぎて思い出しながら書いても支離滅裂な気もするけど、日記だからそういう日もあるよね。

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