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愛犬に向けて作った曲の話

こんにちは。NaTsuです。

つい先日、”Good Old Times”という曲をリリースしました。
この曲は、最近自分が勉強したことを色々と取り入れましたので、今回の記事ではそれについて書こうと思います。
そして、曲のコード進行も初めて公開します!

【1】曲を作ったきっかけ

”Good Old Times”は、去年亡くなった実家の犬に捧げる曲です。

私が小学生のときから家族の一員になって、10何年も一緒に過ごしていました。
台湾から日本に来て6年くらい経ったときに、彼は年を取ったせいで体も弱くなってしまい、去年の11月に病気で亡くなりました。
去年はどんな年かというと、コロナで海外への渡航制限と隔離がまだ緩和されていない状況なので、心配しながらも、実家に帰ることはできませんでした。

家族から連絡が来たときに、最後に会えなかったことにとても悔しくて、寂しくて悲しかったです。
彼と過ごした日々の思い出を込めて、”Good Old Times”を作りました。

そしてMVの絵には、部屋の壁に飾っている犬との写真と、湯気の上がるコーヒー。
いつもと違ってリアルな生活に近い構図で描きました。

普段私の曲を聞いている方なら気づくと思いますが、このMVにはいつものキャラクターが登場していません。
いつものキャラクターとは?と思う方は、ぜひ他の曲のMVを見てみてください!

【2】コード進行について

曲のキーは「D♭」になります。
D♭を使うとエモい雰囲気になるので、なんだかんだ一番好きなキーかもしれません。

コード進行ですが、この曲は8小節単位でコードをループさせた構成になっているので、8小節のコード進行は以下になります。

メモなので汚くてすみません。(笑)

今までは曲のキーをあらかじめ決めてから、一般的なローマ字の表記(C、Fm…など)でコードを書いていました。

ただ、楽譜があまり得意ではないので、コードの進行パターンと構成を分かりやすくするために、音楽理論を教わっている先生に、
「コードをローマ数字で書いてみるといいよ」
と、アドバイスをいただきました。

また、この書き方はDTMにもかなり向いていると思います。
実際に考えたコードをPCに打ち込む際に、キーの先入観に左右されず、曲のイメージを後から調整できるのも良いところです。

そして上のコードをそのままD♭に書き換えてみると、
以下のようになります。(クロマチックは省いています)

|E♭m7 |A♭7  |D♭ |B♭m7 |
|F♯  |E♭m7 A♭7|D♭   |B♭7   |

この進行をベースに音を入れると、このような感じになりました!

先日見つけたブログでは、ノスタルジックなコード進行について書いてあったので、今度はこちらも参考して曲を作ってみようと思います!

【3】メロディーのピッチをあえて下げる

曲をメロウで懐かしい雰囲気にするために、LoFi(意図的に音質を低くしてアナログ感を出す音楽)の作り方を少し勉強してみました。

LoFi音楽はあえてノイズを入れることが多いですが、普段はどちらというとポップな作風なので、自分らしさを保ちつつLoFi感を足すには、今回の曲は「メロディのピッチを下げる」手段を取り入れました。

微差ではありますが、メロディのピッチを変えたBeforeとAfterは以下になります。

【ピッチダウン前】

【ピッチダウン後】

ぱっと聞いて違いが分かりづらいと思いますが、ピッチを下げただけで、もともと明るめのメロディーでも、少し寂しい感情が含まれるようになります!

【4】おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます!
勉強メモのような書き方になってしまいましたが、以上が"Good Old Times"を作るときに意識したことでした。

作曲はいつも試行錯誤の連鎖で、思い通りにいかず悩むときもあります。
ただ、頭の中にある完成のイメージに少しずつ近づいていく過程がとても楽しくて、これこそ創作の醍醐味だと思います。

2022年も残り少し。
趣味でDTM作曲を始めてもうすぐ1年経ちますが、気付いたら16曲をYouTubeに公開できました。

最近はありがたいことに、自分の曲を作業中に聞いてくださる方や、YouTubeの配信でBGMとして使ってくださる方も居て、本当に感謝しかありません、、!

来年は個人だけではなく、他の人ともコラボして曲を作りたいなと思います。
そのために勉強を怠らないように頑張ります!

それではまた!

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