大人になるには

お久しぶりです。夏秋です。

今回は「大人になる」ということについて書いてみようと思います。

皆さんは、自分の精神年齢を意識したことはありますか?精神年齢が実年齢よりも若いと感じる人や、実年齢より精神の方が歳上であると感じる人もいると思います。

大人になるということは、シンプルに成人すること(現在は18歳で成人を迎えますね)だけではなく、精神的にも、きちんと大人になっていることも重要ではないかと考えます。

では、それを踏まえて「大人になる」とはどういうことなのか、大人になるためにはどうすればいいのか、私なりの考えを書いてみようと思います。

 「大人になる」といっても、様々な意味合いが含まれていますが、まず分かりやすい定義として、「自立していること」が挙げられると思います。では、さらに深掘りして、「自立していること」とはどういうことなのか、考えてみました。

自立という言葉には、自分の足で立つ、という意味が含まれていますね。そう考えると、私たちは赤ちゃんの頃にはもう既に、物理的には自分の足で立つことを覚えているので、そうした意味では、私たちはかなり早い段階で自立を始めているということでしょうか。

しかし、最も難しいのは精神的な自立です。ここで、精神的に自立している状態がどんなものなのか、考えてみようと思います。

精神的に自立ができると、一人でできることが増えるというイメージがまず思い浮かびますね。1人でも生活ができるようになるために、1人暮らしを始める人も多いことでしょう。この考え方が一番分かりやすいかと思います。

こうしたイメージに基づいて考えてみると、精神的な自立のために必要となるのは、「一人になること」なのではないでしょうか。

人は、一人では決して生まれることはできません。しかしながら、自分の進みたい道に進むためには、「一人になる」という選択肢をまず選ばざるを得なくなるのではないかと考えます。

一人になると、自分のことについて、じっくりと考えることができます。自分は今どんな人なのか、将来どんな人になりたいのか…。人は一人になって初めて、自分を見つめることができるのだと考えます。

そうして自分を見つめて進むべき道を決めた時に、もう一つ大切なことがあります。むしろ、こちらの方が精神的な自立をするために必要なことかもしれません。

それは、「自分は決して一人ではないということを知ること」です。

あなたは今まで、何人もの人に支えられてきたことでしょうか?家族、友達、学校の先生、地域の人、買い物をしたお店の人、バスや電車を動かしてくれる人、あなたの好きなものを提供してくれる人、あなたの生活に役に立つものを提供してくれる人…これ以上書くとキリがないので割愛させていただきますが、あなたはあなたの想像以上に、多くの人に支えられて、生きることができているのです。

今、身近に大切にできる人がいてくれるなら、それだけでとても喜ばしいことだと思います。もしそうでなくても、あなたの心と、あなたが大切にしている人たちの心は、一瞬でも永遠でも、きっと繋がっているはずです。

頼れる人がいて、頼ってくれる人がいて、愛する人がいて、愛してくれる人がいて…自分の心は、多くの人と繋がっている。それを知って初めて、自分の足で進むべき道に進むことができるのだと思います。

もしそんな人が見つからないとしても、それはその人たちに出会うチャンスがこれからまだあるということです。今、私の文章を読んでくださっているあなたは、せめてこの瞬間だけは、私の心と繋がっているのではないでしょうか。

あなたは決して一人ではありません。それを知るために、どうかこれからも生きてください。 

以上、夏秋でした。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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