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見て!聴いて!びじゅチューン!!第1回「『びじゅチューン!』って知ってる?」

もしも、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」が、会社のお局様だったら・・・?

もしも、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」が、社員食堂のどんな料理にも牛乳を注ぐ女性だったら・・・?

もしも、スペインにあるサグラダファミリアが、編み物をしたら・・・?

そんな、有名な美術作品たちの「もしも」を歌とアニメで展開し、美術作品を分かりやすく紹介するテレビ番組、それが「びじゅチューン!」だ。

このマガジンでは、「びじゅチューン!」をこよなく愛する私、夏秋が、番組の魅力を7回に分けて語っていく。まだ「びじゅチューン!」を知らない方たちに、この番組をぜひ一度見てもらいたい!私と同じように「びじゅチューン!」が大好きな方たちに、もっと番組を好きになってもらいたい!そんな思いから書き始めたマガジンだ。

記念すべき第1回では、番組の内容をざっくりと紹介し、注目ポイントを語っていく。では、さっそく紹介していこう。


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1. 「びじゅチューン!」とは?       

 「びじゅチューン!」とは、NHK Eテレで放送されている、5分間のテレビ番組である。2014年にレギュラー放送が開始され、今年で7年目を迎える番組だ。

 この番組は、教科書に載っているような有名な美術作品を、難しい説明は一切せず、歌とアニメで紹介していく、というものである。1つのアニメーションの長さは、わずか1分30秒ほど。5分の番組の中で一曲が2回流れ、その後にざっくりとした作品の解説がなされる、というのが番組の構成である。

曲→解説パート→曲→解説パート という流れが、5分間で展開していく。


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2.  不思議なアーティスト 「井上涼」

 さて、先ほど歌とアニメで美術作品を紹介していく、という話をしたが、その歌とアニメを作っているのが、アーティストの井上涼さん。井上涼さん(以下、敬称略)は、「びじゅチューン!」で放送される映像作品の、作詞・作曲・うた・アニメーションを、すべて一人で手掛けている。また、曲の後の解説パートでも、井上涼自身が、モデルとなった美術作品や、アニメが生まれた構想について解説している。彼には底知れない魅力があるため、彼が作り出す作品の魅力については、次回紹介する予定だ。

 また、「びじゅチューン!」で放送された井上涼の作品は、NHKの公式YouTubeアカウントからも公開されており、テレビだけではなく、YouTubeでも視聴を楽しむことができる。そのため私も、テレビで一度見ても、その後YouTubeで何度も見てしまう。このように、何度も見たくなってしまう、いわばヘビロテしたくなってしまう作品を生み出してしまうのが、井上涼というアーティストなのである。


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3. 魅惑のコーラス 「ジョリーラジャーズ」

 さて、先ほど5分の中で曲が2回流れる、という話をしたが、その2回は、なんとバージョンが異なっているのである。

 1回目は井上涼によるオリジナルバージョンで、YouTubeでもこのバージョンが公開されている。そして、気になる2回目のバージョンでは、井上涼が手掛けた音楽に、コーラスが加えられるのだ。そのコーラスを担当するのが、男声コーラスグループ「ジョリーラジャーズ」だ。彼らのコーラスが加わると、びじゅチューン!の音楽がパッと華やかに変わり、作品がより楽しいものになる。こちらも詳しくは次回以降に紹介していく予定だ。


4.おわりに

 さて、びじゅチューン!というテレビ番組を紹介していく「見て!聴いて!びじゅチューン!!」第1回、楽しんでいただけただろうか。

「びじゅチューン!」は5分という短い放送時間の中に、たくさんの魅力がぎゅっと凝縮されている。そんな番組の魅力を、これからの6回で紹介していきたい。私もこのマガジンを書きながら、もっともっとこの番組について深く知っていこうと考えている。これを読んでいるあなたは、「びじゅチューン!」を知っているだろうか、それとも知らないだろうか。もしくは、「びじゅチューン!」が大好きだろうか。私は、どんな人にも「びじゅチューン!」について知ってもらえるように、これからあと6回、心を込めて書いていこうと思っているので、どうか皆さん、次回も楽しみにしていてほしい。


それでは、また次回!


イラスト:夏秋

(第2回は、2月20日更新予定です。)


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