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『東京に行く』発言にみる別世界感覚

かなり昔に東戸塚で仕事をしていた時の話。
『今日東京行くんですよ〜』
言い回しはそれぞれ違ったけれど、このセリフ何度か聞いたんですよね、違う人間から。このあたりの方にとって東京って特別なんだな。でも何故新宿や渋谷などの駅名や地名でなくそんな大きなくくり?とすごく新鮮な響きだったのを覚えています。

その前やその後にも、住んだり仕事で関わった神奈川の町ではたまたまかもだけど聞いたこと無かったし、自身でも普通に、池袋まで吉祥寺までって駅名で考えてました。

たしかに横浜駅を境になんか違うなっていう感覚は昔も今もあります。今でこそ湘南地区や三浦半島のなんとなくの地図が頭に入っているけれど、けっこう前(20年前〜)は横浜から先ってあくまで個人の感覚ですが戸塚あたりも含めて、海が実際に無くても『海がありそうな別世界!』といった感覚があり、東京っていうかたまりがあるのと同じように、横浜から先がひとつのかたまりになってました。

双方がそれぞれにとってかたまりになってしまう理由ってなんなんだろうと自分なりに考えてみるけれど…

まず単純に都内からの距離。
そして横浜はやはり何故か大きな分岐のポイントな気がするし(このテーマはきっと深い…)
あとは『海』『山』『トンネル』など地形や環境の影響は大きいのかなと思う。物理的、心理的な遮断感。

かつて聞いた『今日東京行くんですよ』この感覚今ならとてもわかるのです。ここ逗子は海と山に囲まれて確実に東京とは違う別世界。居心地いいなぁ。あ、前出の東戸塚も山ありますね。だからかな。

答えは出ないんだけれど
よく晴れた夏の休日、そんなことをのんびり感じています。

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