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人は自分の嫌いなところを愛せと言うけれど

頑固。早起きできない。マイペース。心を開くのが苦手。
自分の嫌いなところは永遠と口から出てくる。きっと多くの人が同じだろう。

そんな私だけど、昔から自分の内面を見つめることは多かった。
どうして嫌なんだろう?どうして不安なんだろう?
自分の感情について頭の中で考えたり、頭の中がごちゃごちゃになったときはノートに書いたりしてきた。

無意識にしてきたことだったけど、自分と対話している機会が多いみたいだった。その理由が、ついこの間ラジオを聴いてて答えがわかった。

私は「外れ値」だったのだ。

小さい頃、あ、自分は他の子とは違うんだな、と気付くタイミングはなかっただろうか?良い意味でだったらよかったけど、悪い意味で。
他の人にできることが自分にはできなかったり、友達に指摘されたり、笑われたり。

私は小学生の先生に「どうしてあなたはお姉ちゃんと違って、そんなに悪い子なの!」と言われたことがある。いま思えば、たぶんここがスタートだったんだと思う。自分が姉と違うことを知った。

その後の生活でも、人と比較する癖は抜けなかった。
高校時代には、大学受験に向かってまっすぐに進む同級生がキラキラして見え、自分はダメなんだと勉強から逃げ出した。大学時代は、同じサークルの女の子達がかわいくて明るくて羨ましかった。

ただ、はっきり覚えている。
羨ましいな、という感情を抱いたときに、分析をしているのだ。あの子は誰にでも愛されて羨ましいな。どうしてあの子は誰にでも愛されるんだろう?いつでも誰にでも親身になる優しさがあるからだ。私がその優しさを身につければ、誰からも愛される?違う。まったく同じ優しさを身につけたとしても、オリジナルは彼女。偽物の私では勝てない。つまり、あの優しさが彼女らしさということだろうか?じゃあ私らしさはなんだろう…?

こうして外れ値は、人と比較することから自分について学んでいった。

SNSで他人の生活が見れるようになり、人と比較して落ち込む人が増えたと聞く。気持ちはとてもわかる。
でも、比較して、そのあとどうするのか。そこが重要なのだ。

比較して落ち込むのは簡単だ。そこから努力のモチベーションに繋げている人もいるだろう。それもいい。
ただ頑張りすぎて、自分をいじめてしまわないようにだけしてほしい。

自己肯定感だとか。自分で自分を愛するだとか。自分のことをプラスに捉えられていないとダメなような気がしてしまうけど、嫌いなところは、嫌いなままでいいや。
そう思えたら、勝ちなんだと思う。あとは、きっとどうにでもなる。

私も、まだまだ。


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