見出し画像

青森旅行①移動

八戸駅に隣接するホテルから見えるホーム。2時間おきに出発する青い森鉄道はホームに停まったままだ。旅は非日常を楽しむものだとは思うけどそれが続くとめんどくさくなり疲れが溜まっていく。そんな時はホテルに籠っってYouTubeを見たり漫画を読んだりゲームしたりして過ごす。

そうすることで旅行中でも家で過ごすかのような時間を作り出せる。でもせっかくなら外に出たいと思い駅のホームへと移動する。青森駅までの往復約3時間。7日間の乗り放題の切符もあるし意味もなく電車に乗ってみるのも悪くない。青い森鉄道使うような人はほぼ地元の人だろうしその中に混ざってみるのもいいのかもしれない。

見慣れない雪景色を見ながら聴きたかったラジオを聴く。ぼく以外に窓の外を眺める人はいないからほんとに旅行客はぼくくらいなんだろう。まだ17時なのにもう外は真っ暗で街灯もほとんどない路線。駅のホームにも積もっている雪。

ここで暮らすと大変そうだ。でも青森で生まれ育った人は雪は嫌いではなくむしろ好きな人も多いらしい。きっと自然とうまく付き合いながら暮らしているのだろう。そういう暮らしが羨ましくも思える。

もしかしたら青森が好きなのかもしれない。毎日青い森鉄道に揺られ通学する。そんな生活を送っていればもう少し楽し日常を過ごすことができたのかもしれない。

それとも数年に何回か乗る非日常的な時間だからこんなふうに感じるだけなのか。どちらかはわからない。でもこの沿線上での生活を一度はしてみたい。

そんなことを考えてた時間は青森駅まで1時間半往復で3時間のうちのほんの僅かだ。他の時間はインスタで見つけたカフェが行っているラジオを聴いていた。そこでは「予定」というテーマで会話が行われており、神様はきっと人間に何かしらの予定を作っていてそれどうりにすることは幸せになることかもしれない。そんな感じの内容だった気がする。

だから他人が押し付けてくるものではなく自分が望むことをしたいというお話し。倫理か何かの授業せ予定説は習った覚えがあるけどまさかインスタのラジオで聞くとは思わなかった。しかもその話をしていたのが僕より年下の人だったから驚きだ。

そんなに幸せとか自分の人生について考えてるなんて。ぼくももう少しだけちゃんと今後のことを考えてみようか。

青森駅で下車して帰りの電車を確認すると10数分後。それを逃すと1時間以上待たなくてはならない。久しぶりの青森駅を探索する時間もなく改札を出て少しだけ見て回りすぐに帰りの電車に乗車する。こんなことができるのもフリーパスのおかげ。

帰りはYouTubeの冬のオススメの曲メドレーを聴きながら次の日からの予定を確認した。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?