英語は滅べと願っていたが日東駒専レベルに受かった大学生による英語理解のコツ

〜はじめに〜

 まずは軽い自己紹介から。2021年現在、都内の日東駒専クラスの私大法学部に通う3年の男です。 

 さて、英語って意味分からないですよね。そもそも僕ら日本人な訳ですし、日本語が不自由なく使えればそれで良いんじゃないかと思います。いや、正確には思って『いました』ですかね。とまぁ偉そうな事を宣う私ですが、英語に関しては中学で習った瞬間から大嫌い。当然テストも50点超えれば万々歳、高校進学時にも足を引っ張り、何とか受かった高校でも赤点の要素として大活躍していました。

〜何故嫌いになったのか〜

 この点に関しては自覚ありです。それは

『文法ばかり教えられた』

からです。よく考えてください。単語知らないのに喋れますか?まぁ単語覚えろって言われたらそれまでなんですけど、おそらくこの記事を見ている方はそこが出来ないんですよね。大丈夫です。次の章でコツを説明しますので暫しお待ちを。

 話を戻すと、そもそも文法というのは、建築や製造で例えるならば『部品を組み合わせる方法』の事です。それに対して単語というのは『部品そのもの』という訳なのです。つまり当時の私含め、この記事の読者さん方は『手元に部品はないのに工法だけ身についていく』という状態が出来上がってしまったのです。これでは例え宮大工だろうと建築なんて出来るはずありません。そして恐らく、英語が嫌いな人はこの状態に陥ってる事が原因の人が殆どと推測します。

〜単語単語と言うけれど〜

 さて本題です。ここまで『何故英語が身につかないのか』『何を差し置いても単語が無ければ始まらない』と言う事については説明しました。

 しかしバカ真面目に単語帳や教科書と日々にらめっこして身につく人であれば、今頃人並み程度の英語力は身についている筈。ではどうやって覚えるのか、それは

『自分の興味のある分野に紛れている英語を探す』

 という方法です。要は『楽しく自分が興味が湧くように学ぼう』という話です。分かりやすい例えとして歌を挙げてみましょう。SMAPの名曲『世界に一つだけの花』に『ナンバーワンにならなくてもいい 元々特別なオンリーワン』というフレーズがあります。ここには『Number』『One』『Only』という英語が紛れ込んでいます。1つ目は『数』2つ目は『1』3つ目は『唯一の』と言う意味が代表的です。さらに別の例として、今や殆どの人が持っている『スマートフォン』。これも『Smart(この場合は『賢い』)』『Phone(電話)』という単語から成り立っています。

 このように、英語というのは最早手の届く範囲にも溢れかえっているのです。私は駅員アルバイトをする程鉄道が好きなので、駅や電車の自動放送を軸に学んでいきました。ちなみに後述しますが、私としてはこの鉄道から学ぶ方法がより上達への手助けになったと思います。

〜単語を単語で覚えない〜

 「お前は何を言っているんだ」

 あーちょっと待ってください話を聞いて。皆さん『Rapid』って英単語、ご存知ですか?そう『速い』という意味です。先程私が鉄道の英語放送からコツを掴んだと書きましたよね、実はこれもそうなんです。『快速』という種類の電車に乗った経験のある方、車内でこんな感じのアナウンス聞いたことありませんか?

『This is ○○ line, rapid service train for ☓☓』

 会社や路線によって多少差があるかとは思いますが、要は「この電車は○○線快速☓☓行きです」という事を言っています。実はこう言った鉄道の英語放送って、言語習得にめちゃめちゃ理に適った方法なんですよね。

『母国語で文を作る』『それを習得したい言語に直す』『それらを口に出して言う』

 これが英語に限らず全ての言語習得の近道なんです。単語を単語で覚える所で止まってしまうと、じゃあそれはどう言った場面で使えるのか、実際文として組み上げた時にどこに組み込むのか、そして発音はどこにイントネーションを置くのか、という様なことが全く身につかないのです。ところが上記の様な方法を採ると

『単語』『文法』『例文』『イントネーション』の全てを同時に身につけられるのです。

 ん?例文?そんなの覚える必要あるのかって?あります。大アリです。と言っても教科書のシチュエーションでしか使わない様な限定的な物は覚える価値は微塵もありませんが、例えば『This is a pen』というおそらく日本で一番有名な例文、これ『pen』を『book』や『bag』に替えても意味は通るんです。つまり例文を覚えてしまえば、後は目的物や時間に合わせて単語をちょちょっと入れ替えてしまえばそれで終わりなのです。

〜まとめ〜

『まずは単語!』

『楽しく覚える方法を探す!!』

『覚える時は声に出して文で覚える!!!』

『文法は単語がある程度身についてから!!!!』

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