シンスプリントについて
スポーツをしていく中でケガはつきものである。
そこで私は、数あるケガの中から多くのスポーツ選手がなりやすい
「シンスプリント」について取り上げることにした。
シンスプリントとは、
下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みがあり、
骨折した時のような激しい痛みではなく、鈍い痛みが特徴である。
その症状がおこるメカニズムと大きく関係しているのが足裏や足首である。
そして、発症するケースは内的要因と外的要因に分けられる。
☆内的要因☆
足(足裏)は地面から最初に衝撃を受ける部位であり、
直接地面に力を加える部位でもある。
その衝撃吸収や、バネの役割をするものの一つとして、足裏のアーチがある。
それらは後脛骨筋により支えられて機能している為、ここが弱ると、
扁平足や回内足、さらには衝撃が抑えられず、
骨や筋肉にストレスがかかってしまい、
症状が出る確率が上がってしまう。
また筋力不足、筋肉の柔軟性不足でも同様の症状が出やすくなる。
☆外的要因☆
内的要因とは異なり、練習環境や道具に原因がある場合もある。
例えば、靴のインソール、オーバートレーニング、地面の硬さなどでも
シンスプリントに繋がる恐れがある。
こうした症状が出ると、ひどい場合は疲労骨折に繋がり、
トレーニングから長期離脱。
あるいは、可動域が狭まり、
トレーニングの量や質を下げてしまうことに繋がり、
パフォーマンスに影響が出てしまう可能性がある。
では、その予防方法を紹介していく。
これは実際に私が現役時代に行っていた予防方法の一部である。
1 お尻への感覚入力
2 インソールを専門店でフルオーダーで作る
3 3つの部位に分けて足の裏のマッサージを行う
4 足の指を広げる
5 全身のマッサージ
詳しく説明していくと、
1 お尻への感覚入力
ランニングの際に、
お尻やハムストリングスなどの大きな筋肉を使う事により、
小さな筋肉へ負担が減り、また疲労度も変わってくる。
実際のやり方としては、片足スクワット、ヒップスラストなどをランニングの前にやることでお尻が使いやすくなる。
2 インソールを専門店でフルオーダーで作る。
ただ市販の物を購入するのではなく、フルオーダーの物を購入することに意味がある。
世界でただ一つの自分専用のインソールを作ることで、
自分の足の形だけでなく、本来の足の正常位に近づけていく事により、
故障につながるリスクが減る。
3 3つの部位に分けて足の裏のマッサージを行う
足裏とふくらはぎは筋膜で繋がっており、足裏をほぐすことにより、ふくらはぎの疲労回復、
浮腫解消に繋がる。
やり方としては、指、土踏まず、かかとの3つの部位に分ける。
テニスボールを地面に置き、指から順番にテニスボールを部位に当て、
踏んでいく。
時間は30秒×3セット行う。
足がじわじわと暖かくなったらOK。
4 足の指を広げる
指を広げることにより、アーチの形が保たれる。
やり方としては、100均などで足指パットを購入し、
お風呂上りに30分つけるだけ。
5 全身のマッサージ
体の様々な不具合が重なりケガにつながることが多い。
そのため全身のコリやハリをほぐす必要がある。
やり方としては、治療院に行くのも一つの方法だが、ストレッチポール、
AT-miniⅡなどの低周波治療器などでセルフケアを毎日することがポイントとなってくる。
今回は、症状、なりやすい背景、そして実際に試していた予防方法を使い
シンスプリントについて書いてみた。
一度症状が出てしまうと、完治するのに時間がかかるため、
私が実際にやっていた予防方法、セルフケアを参考にしていただき、
少しでもシンスプリントで悩む人が減ってくれると嬉しい。
参考文献
http://www.cramer.co.jp/1505-1/ (クレーマージャパン シンスプリント)
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