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【Death Game Hotel 感想】最強のイカサマ師になりたくて

7/19〜21に京都のみやこめっせで開催されたBit Summitに行った。
21日にメインステージでVRのDeath Game Hotelというゲームのイベントがあり、それに関連してTwitter(現X)で行われていたプレゼント企画でMeta Quest3が当たった。

せっかくの機会なので、自分もDeath Game Hotelで遊んでみた。
マルチプレイもあるが、まずはシングルモードで遊んだ。


世界観

この世界ではデスゲーム2000というものが行われており、SNSで特定のハッシュタグをつけて投稿した人の中から抽選で招待された16人がトーナメント形式で戦う。

これを真に受ける人は少なく、主人公もこれを信じてはいなかったがハッシュタグを付けて投稿し、デスゲーム2000に参加することになる……という導入だ。

MetaQuest3を当てた自分の名前が入ると
まぁ当たることもあるよな……という変な説得力が生まれる
まだ周回プレイはしていないけど、
何周もすると相手が変わることはあるんだろうか

死神の盃

「死神の盃」は、容量が分からない盃に中身が溢れないように石板を入れていくゲームだ。
石板や盃には特殊効果が付いているものもあり、それを上手く使って駆け引きをしていく。

体の部位を賭ける

このゲームでは、右腕・左腕・口・耳・目のいずれかを賭けられる。
負けると体の部位を失い、賭けられる部位を全て失ったら負けだ。
また、失った部位によってさまざまなデメリットがある。例えば目を失えば視界が赤くなったり、耳を失えば音声の聞こえ方が変わったりする他、各部位に対応するイカサマも使えなくなってしまう。
それを踏まえて賭ける部位を選んでいくと良い。

また、部位を失う時は結構景気よく出血するが、設定でグロ演出を切ることもできるらしいので、そういうのが苦手な人も安心である。

ちなみに、口を失うと入れ歯状のものが吹っ飛んで近くに落ちるので、それを拾って投げたりして遊ぶこともできる。
入れ歯に限らず、その辺にあるものを拾ってぶん投げたりもできたのが面白かった。(手当たり次第に遊んでたらうっかり降参のメダルを投げて無駄に負けたりした)

盃の容量を予想しながら石板を入れる

1枚~3枚の石板が入る盃があり、1対1の対戦では6つの盃が用意される。
どの容量がいくつあるかは最初に開示される。(1が3つ、2が2つ、3が1つみたいに)
各プレイヤーが2つずつ盃を持ち、余ったものは伏せられているので、自分の盃以外のものを予想しながら石板を入れて行くことになる。

ただし、石板の中には容量を+1するものがあり、これを使ったことは他の人には知られないので、予測を狂わせることもできる。

自分の盃は容量が分かるが、1ターンで1枚しか入れられない。
相手の盃は容量が分からないが、1ターンで3枚まで入れることができる。リスクはあるが、石板を早く減らすことができる。

先に手持ちの石板がなくなるか、後述する血戦でどちらかが盃を溢したらその回は決着。
ちなみに、一度溢れた盃の容量は公開される。

血戦

誰かが盃を溢したり、「スナッファー」という効果を持つ石板を使うと蝋燭が消える。
蝋燭が3本消えると死神が出てきて、「血戦」が始まる。
開始時にも体の部位を賭けるが、血戦が始まるとさらにもう1つ賭けなければならない。しかも、血戦開始後に盃を溢すとその時点で負けだ。

血戦が始まる前にどちらかが手札を使い切って決着すると失う部位は1つだが、血戦が始まると部位を2つ一気に失うことになる。
こちらの方がスリルがあるので、個人的には血戦が好きだ。

シアターGロッソで僕と握手

余談だが、ゲーム中に充電が少なくなってリアル机の下に入ってコンセントを探していたらVRでも机の下にいて、高さの判定もあるの凄いなぁと思った。

その後血戦で死神が出てきた時に魔が差して下から覗き込んでみようとしたら、境界線の外に出たらしく急に視界にリアル部屋が映ってびっくりした。

イカサマ

このゲームでは普通に戦うだけでなく、イカサマもできる。
実行したいイカサマを選ぶとミニゲームが始まり、成功するとイカサマの効果が発動する。
例えば、一度だけ溢れさせずに安全に石板を入れるイカサマや、伏せられた余りの盃の容量を知ることができるイカサマなどがある。
それぞれのイカサマは体の部位と連動しており、その部位を既に失っているとそのイカサマは使用不可となってしまう。そのため、使いたいイカサマを考慮して賭ける部位を選ぶ必要がある。

シングルモードのトーナメント

シングルモードでは、トーナメント形式でNPCと戦う。
初戦は自称有名な配信者との戦いだった。

たまに自分の盃を溢れさせたりしててアホなのか…?(困惑)と思ったが、トーナメントを勝ち進んでいくと順当に敵も強くなっていくので駆け引きが面白くなっていく。イカサマを使ってくる敵もいた。
キャラも癖が強いのが多かった。

左腕以外全部失っても自撮りをする姿から滲み出る狂気

最後に

BitSummitのステージで見て面白いなぁと思ったもののVR持ってないからその時限りと思っていたら、まさかの縁があった。
VR自体が初めての体験となったが、後ろや上などどこを見てもゲームの世界なのは思った以上に面白い。
また、死者の盃も運要素と頭を使う要素の割合がちょうどよく、かなり自分好みだった。死者の盃以外にもデスポーカーというゲームもあるらしいので、そちらも後日遊んでみたい。

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