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betalayertale
【詩】「叶えてはいけない恋でした」
傷つけたくないと望みながらもあなたを傷つけました
あなたの寂しさを知りながらも僕には何も言えませんでした
言ってしまえば僕は後悔することを感じていたから
どんなに嘘つきな僕でもその嘘にはリスクがありすぎました
それは叶えてはいけない恋でした
それは踏み込んではいけない場所でした
僕とあなただけが幸せであればいいと
そう言い切るには僕は「現状」に浸かっていたし
あなたにも「背景」はありましたね
恋をするから僕らは寂しがりやなのでしょうか
寂しがりやだから僕らは恋をするのでしょうか
涙零したくなるとき闇の中を覗き込むことがあります
だけどきっとどこかに潜んでるその答えに手を伸ばすことはできないままです
途切れてしまった日々を振り返ってはいけないと思いながらも
ふと振り返ってしまいます
「あの時」が増えていけばいくほど哀しくなるだけだと分かりながらも
「あの時」を探してしまいます
あなたに出逢った事は間違いではないと思います
だけどこうしてあなたから離れてしまったことが間違いではないと
想い切れる時がいつか来るでしょうか
ただ叶えてはいけない恋だと想いながらも
ただ踏み込んではいけない場所だと想いながらも
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