微に入り細を穿つ
こんばんは。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
本日、私は完オフだったので、とある展覧会に行ってまいりました。
この展覧会に足を運んだ時に、頭に浮かんだ言葉があります。
"微に入り細を穿つ"
こんな言葉はご存知でしょうか?
この言葉は
"非常に細かいところまでゆきとどくこと"
という意味を持つ言葉です。
出展されていたどの作品にも、作家の心持ちが細かなところまで宿っているな、と感じました。
その展覧会がこちら。
様々なコンテンツの背景画やキャラクターデザインを手がける内尾和正氏の展覧会です。
"ファイナルファンタジー"や"神撃のバハムート"等がよく知られているんじゃないかと思います。
上記のギャラリーには6点ほど作品が掲載されていますが
展覧会では小さなキャンバスから巨大なキャンバスまで、より多くの作品に触れることができます。
ガイドの方から教えていただいたのですが、内尾氏はインスピレーションを受けた作品や情景を記録したり、カメラに収めたり、ということをしないそうです。
自身の脳に刷り込まれた記憶をその時その時で引き出し、心ゆくままに筆を走らせるのだとか。
個々の作品にはそういった背景があるので、その点を踏まえて自身の作品を"心描画"と呼んでいるそうです。
これらの作品はまず白黒で描かれ、その後に入念に色彩が加えられるとのこと...
様々なテーマの作品に触れてみて、私が感じたのが先ほどの言葉というわけです。
中には同じテーマで視点と時代が変わっている作品があり、シンボルを違う角度から捉えていたりしていて、とても興味深かったです。
あとはジークレーという特殊な技術を用いた版画も展示・販売されていました。
そして最後に驚いたのが、
"これらの作品は1992年から全てデジタルで制作されている"
ということです。
これは内尾氏が造形や水彩等の様々な芸術の在り方を貪欲に吸収し、昇華していった結果、現在の作風に繋がっていったのでしょう...圧巻です。
作品はどれも直筆で描かれたように感じられますからね...!
この展覧会は明日4/2(月)17時まで開催されているようなので、気になる方は是非ご覧いただくことをオススメ致します。
前回、都内近郊で行われたのが2年前らしいので、もしかしたら次回の開催が2年後とかになるかもしれませんね。
私はこの展覧会を通じて、ある決心をしました。
こちらに関しましては、また後ほど書きますね。
それでは、この辺で。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?