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欧州、アジア、と日本の仕事と家事分担について考える。


イタリアに引っ越して、

落ち着いたと同時にどっと疲れを感じてます。


何が大変かって?


子育て、家事、買い物、仕事、全ての量が増えた気がするんです。


引っ越しの疲れ、って思ってたんですが、よくよく考えるとすごく沢山やってる。

小学校のアフタースクールがベルギーのようにないので、学校の時間が少なくなった。

買い物も車がない分、全て歩きだからそれも大変。


道中も橋が多くて階段ばっかり。

(うしろの塔はヴェネチアあるある、の斜塔です。)

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これに加えて、ビザ関係の書類を集めたり、こっちのカード、あっちの書類、とあちこち行ってる訳なんですが。こちらが日本から集めた戸籍うんぬん。

じっと立ち止まって、考えてみたんですよ。


どうやったらこの状態が改善するのだろうか。


あるポッドキャストを聞いていたときに「スプーンセオリー」という考えを話してました。

いつも元気な人、と疲れやすい人、っているじゃないですか。自分ができる仕事量、生きていく上で必要なエネルギーをスプーンに例えるんです。


例えば、朝起きて、シャワーを浴びて支度するのに1杯。子供の送り迎えで1杯、仕事で5杯、などなど。


みんなが全員同じ量のスプーンを持ってないんです。


いつもエネルギー満タンのAさんは30杯分のスプーンを持っていて、


疲れやすいMさんは12杯分のスプーンしかありません。

アイディアとしては元々スプーン量が少ない人は、シャワーとか浴びてスプーンを減らすぐらいなら、シャワーは3日にいっぺんにして、ご飯は作らず、他の重要な事にエネルギーを当てたらどうですか?っていう話なんですけど。

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私って、多分、平均なんです。小さじはいっぱいあると思うんですけど、大さじが少ない。

うちの旦那は大さじはあるけど、小さじが少ないんです。

話はそれましたが。


タイトルの通り、欧州、アジア、と日本の仕事と家事分担について考えてみました。

アジアは、香港やシンガポールをイメージ。東南アジアからヘルパーと呼ばれる女性が助けに来てくれる国とヨーロッパと日本を比べたらこんな感じだと思うんです。


*もちろん、皆さんの家庭がこうではないと思うんですよ。あくまでステレオタイプ。

まず最初はヨーロッパ


特に北欧は夫も妻も、(ゲイカップルだったら夫x2、妻x2もありますが)仕事も家事も半分こ、というイメージがあります。もちろん時期によってはどちらかの負担が多くなります、だから半々ではなく、中心の矢印は前後する、と考えてください。

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これだけ見ると「まぁ、なんて素敵!」と思うかも知れません。定時に上がれる、という事はサービスの質も落ちる、という事。そして休日、しっかり休めるという事は、自分以外の200万世帯も休んでいる、という意味で休日に出かけられる場所も限られます。

お次は香港やシンガポールなどのアジア諸国、ヘルパー、お手伝いさんがどこの家庭もいるような国の場合。

仕事はどちらも働いてたり、駐在で来てたらどちらか片方だけかも知れませんが。子育てと家事、はヘルパーが助けてくれます。この手書きで書いた通り、ヘルパーさんがする仕事は、質は落ちる、かもしれません。英語で話してくれる、と言ってもフィリピンなまりの英語・・子供をご飯に連れてってあげて、と言ったらマクドナルドに連れて行かれた、そんなこともありましたが今考えても、ヘルパーが居るだけ幸せでした、香港に住んでいた時。

1ヶ月フルタイムで働いてもらっても10万弱です。


香港やシンガポールは基本給も高いので、お手伝いさん、子供につき一人ずつ!って家庭もありました。

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そして、何度も言いますが、私が勝手に思っている家事分担。


日本バージョン。


ジャジャン。

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どうでしょうか?笑


妻がほぼワンオペ!って家庭も多いのでは?


俺は違うよ!という旦那さんも多いかと思いまので、気を悪くしないでください。

うちの旦那は協力的です。


でも指示して協力的なのと、自主的に何も言われなくても協力してくれる人は違います。

指示するのだけでも(私の)スプーンは減るのです。


ほら、小学校の時に指示待ち人間にならないように、って教えられましたよね?


アメリカでは逆で、リーダーシップを取れる人間になりなさい、って教えられてるんですよね。


私の中では旦那さんが指示待ち人間にみえる。


彼は私のリーダーシップスキルが足りないと思っている。


(だから家事が回らないんだ。)


もちろん、私は自分でパーフェクトだと思っていません。だから毎週、掃除の人を雇って、外注、料理もテイクアウトに頼る時もあります。

だって、自分で全部家事もやっていたら、今の仕事、子育て、今の会社だってスプーン足りずにつぶれますから・・・。


来週からヴェネチアは小学校がまた閉まります。私のスプーン、どうなるのかな・・。




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