世代交代はまだと証明した玉鷲ちゃん
以下、ずっと玉鷲「ちゃん」と呼びます。なんてったって乙女系なので。
ここ2年ほど、ツイッターでは玉鷲ちゃんの乙女キャライラストを描き続けてきましたが、今場所の優勝で世間に広く知られることになり、もっと全力で描いていこうと気持ちを新たに上記の優勝イラストを描きました。うふ。
今場所は稀勢の里・豪風の引退、鶴竜・白鵬・栃ノ心と30代力士が休場、一方で貴景勝と御嶽海が安定して強かったので、メディアは場所途中にも関わらず「世代交代か?」などとざわつきましたね。そのざわつきを相撲内容同様に突き押ししたのが34歳の玉鷲ちゃんでした。
白鵬が歴代最多勝をあげた時の白鵬のお母さんのコメント、「モンゴル人は中年が強い」。だから白鵬はまだまだこれからだよ、という意味で言ったんだろうけど、今回の玉鷲ちゃんや史上最年長(37歳)で優勝した旭天鵬などを見てもかなりの説得力あるお言葉で、特に玉鷲ちゃんは30過ぎてから番付あげてきて30代なのに伸びしろあるなーと思っていたので、この「モンゴル人中年強い説」はとてもガッテンしたのです。そして今場所はガッテン連打したのです。(ちなみになぜ中年が強いのか、学術的根拠は不明)
あと玉鷲ちゃんの「鉄人」っぷりも注目されて嬉しいですね。本場所だけでなく巡業も全然休まない(=健康で大きな怪我もしてない)。これは理想の力士像ですよ☆力士は皆、丈夫な身体と上手な受け身を心掛けてますが、強い上位陣相手にもこの二点がこなせて、場所も巡業も皆勤の玉鷲ちゃんは健康番付なら横綱でしょう!
玉鷲ちゃんはかなり奇跡の(怪我なし)人ですが、相撲は堅い土俵上の競技ですから、どうしても怪我がつきもの。豪風は39歳なので年齢的&体力的に考えて引退はやむなしですが(というか同年代はとっくに退いてる年齢じゃん)、稀勢の里や休場した力士たちはやはり怪我、しかも慢性化してたり古傷だったり、「今日の怪我」ではなく「今までの怪我」なんですよね。今場所の解説で尾車親方が「負けることより、怪我することを怖がった方がいい」と名言を残しましたが、相撲を見る側としても長く現役でいてほしいので、怪我しそうならいっそ負けてほしいと思ってしまいます。そして怪我をしたなら無理をせずに休場して、しっかり治してほしいと思うのです。稀勢の里や三段目まで番付を下げた元大関・照ノ富士は、まるっと休場せずに何日間か場所に出て結局休場、というのを繰り返した結果、かえって長期離脱してしまったわけですから。
万全の体調で臨めば30代とか関係ない。世代交代ってなんのこと?ということを玉鷲ちゃんが証明してくれたと思うので、幸い2月は巡業もなくお休み月間ですし、力士のみなさんは世代とか関係なく、メンテナンスをしっかりして身体を整えていただきたい。そして三月場所、仕上げた身体で取り組んでいただきたい。10代から40代まで、力士全員健康体で大阪でお会いしましょう!
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