ひとつになっている時の感覚

ひとつになっている時の感覚が、どんどん研ぎ澄まされてゆく。ひとつになりながら、それは互いにとってどんなふうかを話し合った。あなたにとってのそれは、浅瀬だけれど色は深い深い青の海に漂っている感じらしい。わたしにとっては、ひとつもこぼしてしまいたくないものを、両手にしっかり握っている感じ。

たしかに、人間同士がこんなに互いの身体の一部分を、差し込み合い溶け合い文字通りひとつになれるのは、セックスだけだ。快楽を通り越した感動を、わたしの恋人との行為で初めて感じる。

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このYouTube観よう(あるいは聴こう)ってなった時に、喋ったりせず真剣にその数分を過ごすところが好き。誰かの一生懸命に対して、等しく心を尽くして応えようとするところが。

忙しすぎるのに会いすぎてるし、短い時間の中で喋りすぎてるしで、頭を整理しないと愛おしさについて行けないほどの濃密さに頭を抱えてるけど、幸せだから笑い合う。恋人は越えてくる、とりわけ体力的な面で。それは若い時に役者をしていて、ほとんど寝ずに行動して培った体力らしい。

今夜こそ最も濃密…と思っても毎回更新されるから恐るべし。

2017年8月5日


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