顔がどうとか、将来性がどうとか、身体の相性がどうとか

先ほどまでわたしが部屋にいた余韻が幸せだ、と恋人から連絡が入る。すべて料理してもらい、食べまくり飲みまくり、酔っ払って寝まくるわたしなのに幸せだと思ってもらえるのは一体何の奇跡か。

恋人はどんなに疲れていてもわたしより先に眠るまいとがんばる。わたしも早く寝かさなければと思いながらも、楽しいので取っ捕まえて話しかけまくってしまう。でも瞼の様子から限界きてるなと判断し、「はい寝て!」と言うと本当に5秒しないで眠りに落ちるから、その健やかな生理現象すごい。

2017年9月23日

恋人が近年の人生をかけていたオーディションに通った。夢に近づくように毎日祈ってるからすごく嬉しい。でも…僅かな一抹の翳りを感じる。きっとこれから、いろいろ変わっていく。それが怖い。
ねえ、わたしたちは環境が変わって別れちゃう大学生とか新卒社会人とかじゃないよね?もっと大人だよね?

しかし、毎日激務で多忙な中(さらにはわたしとの逢引も怠らず)、目標に向かい、結果を出した恋人を素直に尊敬している。わたしも、もっともっと上を目指さなければ…。強くなりたい。

 2017年9月25日

顔がどうとか、将来性がどうとか、身体の相性がどうとかの土俵から退くことのできた自分に感じ入っている。この人とだから幸せになれると信じて疑わない将来のためにする努力は楽しいし、好きな人の顔は劇的にいとおしく見えるし、身体に至っては今すぐ裸でここに横たわれ そして全身にキスさせろって勢いで好き。

もらえることを解っていたものは、ギフトではないと思う。こんなに好きになれる人をもらえるって、1ミリも思っていないで生きてきた。本当に驚いている。だから、恋人は宇宙からのサプライズギフトなのだ。

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