三ヶ月

自分に自信がない、のようなことをよく耳にするけれど、わたしなんて魂に自信がない。だから暴力的に嫉妬深いし卑屈だし、怯えることから生まれる深い怒りのようなものさえある。恋愛は、自分の一番醜いところをどうしたって一番好きな人に晒すことになるのだから辛い。

恋人を攻撃したくないのに、してしまうことがこれからもあると思う。恋人はいつまでそんなわたしを諦めないでシャワー中でも浴室に乱入して説得してくれるだろうか。

2017年9月30日

宇宙目線では0.00000000001∞のような一瞬さなのだろうけれど、わたしたちにとってはほんとうに濃密な三月が過ぎた。溢れる笑顔といくつもの愛の言葉と、甘やかな身体の重なりがあった。何より、恋人の優しさと誠実さがあった。ありふれた言葉だけれど、心から、これからもよろしくね。

歳月の流れで変化したことのひとつは、恋人の性に対する大胆さや積極性だろう。初日、身体を結び合うことを彼は拒んだ。軽い男に見られたくなかったし、わたしを大切にしたかったというのがあとから聞いた理由だ。それが今では、寝起きのわたしのなかを何の前置きもなく突然うしろから指で気持ち良くさせ十秒もしないうちに蕩けさせ溢れさせ、その後じっくりと昇りつめさせる。恋人もまた、進化していた。

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濃密な三ヶ月だったね。 一緒に過ごすから、世界中平等に同じ速度で進むはずの時計の針なのに、信じられないくらい濃密に感じさせてくれたよ。 出会えた喜びに感謝すると同時に、目をつむると浮かんでくる笑顔が愛おしい守り神です。 これからも宜しくお願いします。 〈引用〉


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