【リバース・オイル・ゴールド#？】忍殺二次創作

◆前回までのあらすじ
ネオサイタマの地下深くに発掘された遺跡に黄金の人型の像が見つかる。しかしそれは突如として暴れだした！　古代ギリシャのミダス王はニンジャだった！　タッチしたものを金に変えるフドウカナシバリ・ジツを自らにかけ現代までコールドスリープし、そして蘇ったのだ！

「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
「ドーモニンジャスレイヤー＝サン。ミダスオーです。キアー！！」
　ミダスオーの掌底を後ろ宙返りで飛び避けるニンジャスレイヤー。
　なんたることか！ミダスオーの触れた遺跡の壁がキンカク・テンプルを思わせるゴールドに変わっている！
　アブナイ！

「オヌシのそれはギリシャカラテか！」
ミダスオーの豪快な笑い声が遺跡の中に響く。
「ムッハハハ、オリュンポス神代より伝わりしニンジャのカラテでゴールドにしてやる！」
ギラギラと輝くゴールドアームがスモトリの突きのラッシュのように猛然と襲いかかってくる！

「ヌウ！」
ウカツ！　ニンジャスレイヤーは空中に飛び上がっている。翼の生えたニンジャではないのだ！
「イヤー！」
遺跡のエキゾチック柱にスリケンを投擲し破壊する。倒れた柱がミダスオーとニンジャスレイヤーの間に割り込んで、ゴールドへとチェンジリングする。これがギリシャカラテか！

「キアー！」
ミダスオーのすばやく巨大な掌底がニンジャスレイヤーを壁ごと押しつぶした！
「ム、違う！」
それはニンジャスレイヤーではない！
一瞬のうちに別の柱に彫刻を施し、インスタントなブンシン・ジツに応用したのだ！　ワザマエ！
ミダスオーの巨大な腕は壁にめり込んで動かない！

「イヤー！」「グワー！」
ニンジャスレイヤーが上からカラテでミダスオーの腕を切り落とす！
「ハイクを詠め。カイシャクしてやる」
「古代ギリシャカラテが、若造ごときに、負けてはならん！」
「イヤー！」「グワー！　サヨナラ！」
ミダスオーは爆発四散！　黄金の破片を飛散させ、遺跡を崩壊させていった！

#おわり

この作品はニンジャスレイヤー作品をなんちゃって二次創作したものです。本編とは一切関係のない、フィクションです。
原油価格がマイナス40ドルに下落した歴史的瞬間を見届けながら即興で書いた作品だったので、続きは気分が向いたら書くかも知れない。
それまで世界がまともであればの話だが。