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私家版『ドラマ』の通販について
昨年の7月に『ドラマ』という私家版の歌集を作りました。
通販サイトboothで自家通販をしていたのですが、現在庫がなくなり次第販売を終了します。
私家版ということでもともと永続的な販売は考えておらず、在庫も程良く減ってきて、作ってから一年ちょっとというこのタイミングがちょうど良いのかなと思いました。
葉ね文庫さんやがたんごとんさんというすてきな本屋さんに置いていただいたり、文フリで委託販売をし
天坂さんといちごつみ
1月26日、天坂さんといちごつみを始めました。天坂さんは主に、天坂寝覚というお名前で自由律俳句を作っておられる方です。
10首完結、奇数が天坂さん、偶数がナタカです。
振り返り。
1. 青空を知ることもなく骨だけになってしまった傘を弔う/天坂
→かっちりしたのが来た!天坂さんの歌は固体・液体・気体でいうと液体っぽいと思うのですが、これは固体っぽい(何言ってるのか分からなかったらすみません。雰囲
桔梗さんといちごつみ
桔梗さんと100首でいちごつみをしました。
奇数がナタカ、偶数が桔梗さんで、桔梗さんの歌にいくつか感想をつけています。
(桔梗さんは旧仮名、私は現代仮名で詠んでいるので単語の表記は変わってます。)
1. 風の背を追う人だったいつだって先頭をゆく人だったから
2. はじまりと終はりの夏が過ぎてゆく 翼などない背骨が軋む 【背】
3. 翼持つものになりたいきみひとりくらいをちょうど包めるような
連作「鉄は熱いうちに打てと言うから」
タイトルが雑ですが忘れないうちに20首。
「鉄は熱いうちに打てと言うから」 ナタカ
四時はまだ夜だと思う止まらない誰かの咳を遠くに聞いて
朝五時の駅で大縄飛びをする人にはFacebookが似合う
守るべきものはなくても言われるがままにシートベルトを締める
離陸する瞬間ふっと息を吐くような機体の震えがあった
小雨降る北口を出てさまよえばこんなところに魚民がある
バス停のすぐそばに海かん
#7days100tanka
2017年2月13日から19日まで、7days100tankaに挑戦しました。ルールがあるのかないのか分からなかったので、目についた単語で題詠をするのはNGというルールを勝手に作ってやりました。
なんとか終えられて良かったです。
01 定期券など捨てていけ水色のカードなんかでどこへ行けるの
002 片方の靴下だけが攫われて洗濯ばさみよく揺れている
003 断捨離のしゃりがだめだよ燃やされると
連作「僕たちは付き合ってなどいない」
簡単に食べられないと言う人の肩の細さは僕にないもの
これはたぶんあれだニベアの青缶だ僕は使っていないんだけど
星座とか星の名前を知らないで綺麗きれいと言ってばかりだ
一呼吸分の隙間を空けながら並んで座ることに慣れてる
恋人がいない話をしたあとでなんで虫歯の話をするの
寒いねと言えばそうかなとか言って君はピジョンを捕まえている
手袋を失くしちまえよそうすれば手を繋いだり(できないくせに)