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アイドルの卒業…想像以上に辛い春を知る

予感はしていた。
推しメンだけでなく彼女のサイン入り写真をハロショで手にし、高輪ゲートウェイ駅に降り立った2月、もう気がついていたのだと思う。
BEYOOOOONDS・一岡伶奈さん突然の卒業の知らせを目にした令和6年3月1日。ただ彼女の心身の回復と幸せだけを祈った。

アイドルの「卒業」…長く生きているのでもう何度も味わって来た事だし、突然いなくなってしまう悲劇も知っている。
しかし何だろう?一岡伶奈さんの卒業に対するこの感情は。

【ハロプロを知り、UNIDOLを知り】
これでAKB系列・坂道系列を知っていたら、いったい何人のアイドル卒業に向き合う事になったかと思うと、恐ろしくなる。
一方でユニドルさんの卒業は、外部から見ると総じて「慶事の卒業」であり、無条件で卒業後の幸せを祈り、送り出す事になるのだろうと思っていたし、その通りだった。

【卒コン】
ハロプロ的には、武道館などの大箱でセレモニーが行われ、CSやLV・配信で世界に共有されるとの知識を得た。遡って過去のハロプロ卒コン映像を観ることも出来た。
その認識で、ユニドルさんの卒コンを掛け持ちで体感する機会が訪れる…

ハロプロ曲中心のユニドルチーム単独卒コンでは、ハロオタが集う安心感と応援団のきめ細やかなサポート、そして何よりチーム内の信頼関係を会場全体から強烈に浴びせられ、かなりの衝撃を受ける。彼女達の活動をたった3か月間しか知らないのに‼︎

その数日後、ユニドル複数団体が出演するイベントでの卒コンに臨む。
審査の無い卒コンで印象的だったのは、やはりチーム内での信頼関係に裏打ちされたパフォーマンスだけでは無く、チームの垣根を越え「踊りたいアイドル」を忠実にコピーする姿。そして、推しの卒業を暖かく見守って送り出す観客の姿。

「これは、推しメンが卒業するとき、自分どうなっちゃうのかな?」

その日は来年以降、必ず訪れる。

4年後はもう、ユニドルさんを現場で応援出来る気力・体力は残っていないだろう。
ただ、配信チケットを購入し、推しチームに投票する未来だけは見える気がする。(もう推しきれなくなるので、推しチームは増やさないでおこう)

【一岡伶奈さん、そしてBEYOOOOONDS】
そう、一岡伶奈さん卒業の知らせでかなりの気力を消耗したのは、
「卒コンで送り出す事が叶わなかった」
これに尽きる。
ましてや、ファンには伺い知れない、ご本人とメンバーの苦悩を考えたら…
BEYOOOOONDSメンバーの年齢を考えたとき、今後に関して不安が払拭される事は無い。でも彼女達はプロだし、ファンに出来ることは「楽しむこと」に尽きるのだろう。

個の推しは概念で、推しのいるチームを推すのは宿命で、推しチームに涙するのは運命。推しの舞う空間に行く事は、好奇心に浸る口実。

令和5年度末 記す

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