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成す塾に通ってくれた生徒の成長記⑥

私立中学校に通う中学1年生 Tさんの場合

Tさんは一見真面目な性格で、おとなしく、コツコツ努力するタイプに見えました。 ところがちょっと目を離すと、絵を描いていたり、難しい問題が出てくると寝てしまったり、なかなか集中して勉強に取り組むことができませんでした。

実は成す塾は、授業中に寝るのも、絵を描くのもオッケーです😄 なぜなら、その分帰りが遅くなるだけだからです。

注意することはほとんどありません。寝たときは起こしてあげますけどね。

ところが、やはり中学生をお預かりしているので、深夜まで残すわけにはいきません。そこで、21:30を一応の最終時刻とし、どんなに遅くてもその時間には帰していました。

すっかり21:30帰りが定着してきたTさんは徐々に、21:30の終了時刻を待つようになりました。

「終了時間を待つ」というのが僕は勉強においてもっとも良くない行為だと思っています。学校でも、他の塾でも、終了時間があるせいで、終わり時間まで何もせずにただ待つという生徒が少なくありません。 このような行為を無くすために、僕は時間で終わらない学習環境を提供する「できるまで帰れない成す塾」を立ち上げました。

しかし、まさか21:30を待つ生徒が現れるとは…

そこで保護者の方に「10時以降も残して大丈夫ですか?」と確認したら、「どうぞ、どうぞ!」と快く許可をいただきました。

そして、21:00を過ぎても取り組もうとしないTさんに、「お母さんに許可もらったから、今日は10時過ぎても、できるまで帰さないよ!」と伝えたら、慌てて全力で取り組み、課題をクリアして、いつもよりも早く帰ることができました😊

本当に、時間で終わりになるという学習環境が子供からヤル気を奪い、自主性を破壊しているんだなって、あらためて思いました。頑張れば早く帰れることを覚えたTさんは、そこから真剣に学習に取り組むようになりました。

そして、12月の定期テストで、保護者の方から「数学のテスト、前回と比べて70点アップしました! ありがとうございます。主人もとても感謝しています。」

という嬉しいメッセージをいただきました。
70点!? めちゃくちゃすごいですが、前回はいったい何点だったのでしょうか?…
そこは恥ずかしがって教えてくれませんでした🤣🤣🤣

最初は数学しか受講していなかったTさんですが、途中から英語も受講してくれて、英語も20点アップしたとのこと。

今でも、ちょっと嫌になると絵を描いていますが、その絵もだんだん小さくなり、描く時間も短くなってきています。

そんな成長を見ながら、これからも一緒に頑張っていきます。

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