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何もかもがパワーアップした「救国のスネジンカ:Sentinel Girls2」でブラック民間軍事企業の有期契約社員になって重税と壮絶な運命に身もだえしよう!


ご挨拶

すっごい爽やか!
あっ・・・天気がですよ。
この記事は9/23に書いていましてアップするのも9/23のはずという締め切り寸前状態でありまして、東京の天気は晴れていて湿度が少なくて過ごしやすくいい感じです。
段々と爽やかになっていくとジメジメした夏が恋しくなりませんか?
・・・・いや普通にならないし、こっからどうがんばっても今回紹介するゲームに繋げられそうにないので天気の話はおしまいです。

はじめに

ちょっと前の記事で「溶鉄のマルフーシャ:Sentinel Girls」をご紹介させて頂きましたが、今回はそれの続編のご紹介です。
マルフーシャをプレイした後すぐにプレイを開始しまして、この度実績を全部解除したので記事を書いている次第です。
とりあえず公式の動画を置いておきますので、このシリーズを知らない方はご覧頂きまして雰囲気を掴んでいただけたら幸いです。

続編とは

さて唐突ですが皆様に考えてもらいたいことがあります。
ゲームに於いて続編というのはどんな事が求められていると思いますか?

①変わらないゲーム性でよりボリュームアップしてほしい。
②前作を踏襲しつつも違った切り口で遊びたい。
③同じことをやりたくないからガラッと変えてほしい。

大きく分けると大体こんな感じだと思います。

①変わらないゲーム性でよりボリュームアップしてほしい。
経験則ですが、このままシリーズを続けると近いうちに盛り下がって終わります。あと作るたびに量が増えていって作る方も遊ぶ方も飽きてしまいます。

②前作を踏襲しつつも違った切り口で遊びたい。
この意見については製作が大変で難航しそうかなと思います。前作を意識しながら少しズラすというのは案外発想しづらい。
僕も記事を書いていて②みたいにしようと思って大体変な方向に行ってボツにするか、全然違う感じに出来上がってしまうみたいになります。
お前と一緒にするなと言われてしまえばすいませんとしか言えませんが。

③同じことをやりたくないからガラッと変えてほしい。
⇒新作作ればいいじゃんでおしまいです。

世の中には色々なゲームで溢れていて、面白いゲームや人気のゲームでは続編が作られるのは当たり前になっています。
続編でより人気を伸ばす作品もあれば、期待に応えられず没落してしまう作品もあります。

なんでこんな関係なさそうな話をしたかというと
この作品は①と②をミックスして作られた素晴らしい続編だからです。
そこをがんばってご紹介できればと思っております。
ちなみにネタバレしないようにがんばりますので大丈夫だと思います。

どこがどう良くなったのか

前作との比較

システム面から見ていきます。
まずゲーム性を支える武器や1日の終わりに選べるカードの種類がかなり増えました。
このゲームの武器には耐久力がありずっと同じ武器が使えません。
なのでプレイ中に武器をとっかえひっかえしていきます。
また、パラメータの育成やサブ武器やアイテムの取得や仲間の雇用もここで行われます。
選べるカードが増えたという事は、プレイによりランダム性が生まれてプレイに幅がより出るようになっていて色々試せるようになっています。
ボリュームアップですね♪

そして前作ではキャラクターのパラメーターだった「集弾性」と「弾速」が武器のパラメータになり、キャラクターのパラメーターには代わりに「プッシュバックパワー(射撃で敵を押し戻す力)」と「青ガジェットクールタイム(サブ武器のリチャージ時間現象)」が追加されました。
これによって武器の個性付けがより明確になり、強い武器を選ぶよりも、今のパラメーターに合致する武器を選ぶ意味ができました。
また、サブ武器(青ガジェット)が使い捨てではなくなりリチャージ式になったことで気軽に使えるようになったので、自分が使っている武器の組み合わせの妙も考えるようになったことで新たな深みが出ています。
前作はサブマシンガン無双でしたが色々なプレイスタイルが楽しめます。
これは切り口が変わった所ですね♪

次はストーリーです。
今作は前作と比べて圧倒的に描写が豊かになっています。
背景の美しさはグレードアップしていますし、人物の描写やアニメーションもより進化していて眼で観て楽しめます。
ステージも防衛対象も日数経過によって変わっていき、列車に乗ったり戦車に乗ったりコンテナを守ったりとバリエーション豊かになりました。

お借りしました。
お借りしました。


また、イベントシーンが豪華になったことで世界観が伝わりやすくなりストーリーやその背景を理解しやすくなっています。
そして仲間との会話やイベントシーンも拡充されているので、より癖のある仲間のキャラクター性や背負っている過去などを掴みやすくなってキャラ萌え勢への迎撃態勢も完璧だ!
大歓迎なボリュームアップです♪

あと、今作は妹のスネジンカのが奮闘するストーリーとなっていますが、国に仕えるマルフーシャよりも大変な扱いになっています。
前作は最後までお給金を貰えてましたが、今作では終盤になるとお給金が貰えなくなります。
その分カード引き直しの金額が減っていたり、青ガジェットが買いなおししなくて済むので体感的には大体同じなのですが、民間と国ではやはり違うなと思わされます。
そして今作はストーリーのルート分岐があります。
条件がありますがそんなに難しくないので大丈夫です。
この分岐がとても良く出来ていて、1つは前作を踏襲した内容で、もう1つは全く違う味わいを持った内容になっております。
特に条件を満たさないと見れないトゥルールートは前作をプレイしていれば熱くなること間違いなしなのでぜひ前作をしっかりと遊びこんでからのプレイが推奨です。
ストーリー面でも切り口別の味付けがしてあって感心します♪

最後にサウンドや音楽面です。
ここはもう単純にグレードアップしております。
前作でも良かった銃の射撃音は今作も抜群です。カッコイイ!
でも、一番進化したのはBGMです!
曲数も増えたし、曲調も増えたし、曲のループの繋ぎ目も改善されました。
そして前作よりも単純に曲のクオリティが上がってます。
曲の起伏もよりメロディアスで音自体のクオリティも上がっているので最高!

サントラ買うぜ!とすぐ断言してしまうクオリティです。
ハイテンポな音楽に乗せてバリバリと敵を気持ちよくデストロイできます。
ゲームミュージックとして最高な仕上がりだなと思います。

最後に

まだ発売したてで使える画像や動画が少ないのもあって文章多めになってしまいました。
前作はインディーゲームらしい粗さがあって、それはそれで面白くて良かったのですが、今作はしっかりとボリュームアップとブラッシュアップと新規性を良い具合に入れ込んでいて傑作だなと思いました。

アイデアを磨きこんで一点突破するタイプの作品が僕は大好きです。
閃きを信じて全力投球するからこそ、形は少し歪かもしれませんが他にはない独創的な作品が生まれるのだと思います。

国内のインディゲームって盛り上がっているのでしょうか?
世界と日本の人口比で考えればいいペースで良いゲームが出てる気がしますが、大作偏重なゲーム業界やゲームマスコミな空気が、小粒で優れたゲームの発展を遅れさせている気がします。
豪華なゲームより尖った面白いゲームがもっと沢山出てほしいと切に願っております。

このゲームはSteamで800円くらいで買えて、1回のプレイは前作と変わらず大体1時間ぐらいなので日々のプレイでちょこちょこ進めるもよし!休日に一気にプレイするもよし!な作品なのでプレイされてみてはいかがでしょうか?
救われないけど救われますよ。

おしまい。


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