#14 勤め人としての立ち回り

月曜日、今日からまた勤め人としての1週間が始まる。と言いたいところだが、僕は昨日も仕事だったから既に今週は始まっている。今日が2日目だ。そして今週は昼勤ということで12:30から始業。朝は比較的ゆっくりできる。

昨日の仕事はなかなか緩くてよかった。元より予定していた作業量が少なく、その上体調不良や家庭の事情で2名の欠員が出て、更に作業量を減らしてリスクを最低限に抑えたからだ。その指揮を取ったのが班長さんなのであるが、今回は彼についての話を書こうと思う。

彼は妻、子供2人と共に暮らす45歳。住まいは会社から車で約20分の新築マイホーム(築15年くらい)だ。45歳のくせに、「俺は帰ってからお金の勉強するわ」とか、「こんなビジネスモデルは儲かると思う、まあ俺はやらないけど」とか、意識高い系の大学生みたいなことを普段から言うタイプのちょっとイタいおっさんである。正直なところ、意識が高いのか低いのかは分からない。

最近は僕の副業(不動産)について色々と聞いてきて、ふむふむとか言いながら僕にコーヒーを奢ってくれる。もちろん就業時間中に。
まあ僕は、「色々聞いてくるけどあんた絶対やらねえだろ」とか思いながら、不動産賃貸業の実戦経験で得た知見を話しているのだが、就業時間中だし、コーヒーも奢ってもらえるし、別に良いかという気持ちで対応している。

そんなイタいおっさん(2回目)の彼であるが、とにかく考え方がセコくてみみっちいため、勤め人としての働き方もそんな感じだ。労働力の消費をいかに抑えて給料をもらうか、それが彼が会社に来る目的である。しかもそれを大っぴらに言っちゃってるのがまたイタい。みんなサラリーマンだからそりゃ同じこと思ってるんだけど、思ってても言わないのが大人でしょ、と。だから僕みたいなこんな若造からもイタいおっさん(3回目)だと言われるんだよ。まあ、実をいうと彼は仕事は普通にできるタイプの人なんだけどね。(だからこそ班長という肩書がついている)
できるだけ責任を負いたくないが故の立ち回り方なのかもしれんけど。

ここまでは彼を酷評してきたわけだが、彼の勤め人としての立ち回りについては賛同できる。まあ僕は思ってても言わない側の人間ですが。ぶっちゃけサラリーマン仕事では、できるだけ労働力を消費したくないし、給料さえ貰えればそれでいい。そこで余らせた労働力と資金を副業に突っ込みたいので。

だから先程書いたように、昨日はリスクを最低限に抑える立ち回りだったわけだが、作業量が少なくて身体は楽だし早く帰れたしで、班長さんの采配は素晴らしかった。偉そうなことを言うけど、僕はちょっと彼を見直したよ。

サラリーマンとしての僕は「仕事ができる風」の雰囲気を出しながら、要所要所でサボる、という立ち回りなのだが、副業がある程度成り立っているならそれでいいと思う。結局勤め人の仕事をどれだけ頑張っても給料は増えないし、自分も家族も豊かにならない。だからそこは割り切って、自分なりの立ち回りを押し切ればいいと思うよ。自分がそのスタイルを貫けるならね。

そんなわけで僕は出勤前にちょっと事務作業などしてきます。

以上。

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