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正解のない世界へ

ご無沙汰になってしまったのだけれど久しぶりに投稿する。

#卒業のことば  というお題があったのでこれについて書きます。

僕自身はこの3月で何かを卒業することもないのだけれど、これから社会に出る人に対して何か書けることがないかと思い、「正解のない世界へ」と題してこの文章を書くことにした。

さて、本題である。学校という場所は正解がある。ある決められた科目やルールがあって、それに基づいて正解を出すと優秀だと言われる。働くようになってもこれが続くだろうか?恐らく最初の方は、上司や先輩からあれしろ、これしろと指示が出るが次第に自分が指示を出す立場になる。

自分が指示を出す立場になるくらい時間が経てば経験も積んでいるし、的確な指示が出来るようになっているとそう思うだろう。これは半分正しくて半分間違えていると思う。

何故かというと、10年に一度くらい、もっと短い期間かもしれないが、今の世界では「経験したことのない」と形容される出来事が次々に出てくる。そうしたときに、今までの経験でこれは正解だとされてきたこと、ルールが崩れてしまうことがある。

きっと偉い人が何とかしてくれるだろうと思うだろう。しかし、あなたも実は他の人から見たら偉い人、責任のある立場になっていることがある。偉い人、責任のある立場になってから考えるのでは遅い。たった今からやって欲しいことがある。

それは今、正解だと言われていることを疑うこと。そして自分の基準を作ること。最後に基準を定期的に見直すこと。

世の中に、これが完全に正解だったと言えることは結構少ない。あの時あぁすればよかったと後から言う人もいるが、本当にそれをしたからと言っても良い結果が得られたかは分からない。

繰り返しになるが、僕たちに出来ることは、正解にすがることなく、自分なりに基準を作り、その基準に則って、判断をしていくこと。そして、その基準をメンテナンスしていくこと。

正解のない世界でお互い頑張りましょう。

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