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デジタルマーケティングの最初は物量から 2021/12/03

マーケティングファネルのお話。
SNS上でのコンテンツはファネルごとに意識を変える必要があります。
各レイヤーをみていきましょう。

認知レイヤー

あなたの商品にユーザーは興味をもっていません。
情報は見られません。
コストを掛けずにどんどん情報を配信して接触点を作ることだけに注力しましょう。

「あ、また更新てるな」
「これなんだっけ?」
「(画像が)かわいいorいいな!」
くらいでOK。

ここでコンテンツにこだわるとマーケティングは失敗します。
内容は誰も読んでないですし、質が低くても誰も気にしません。

ここで広告をかけると成約までに獲得コストが跳ね上がります。
出来ればここでの広告は控えめに。

または一本釣りのオファー広告をおすすめします。

興味・関心レイヤー

ここからが見込み顧客。
接触してからニーズが少し出てきたころです。

個人情報の収集に注力しましょう。
オファーや情報提供などが考えられます。

一対多のセミナーや参考資料などを提供することでコミュニケーション量を増やしましょう。

比較・検討レイヤー

興味関心が高まってきた俗に言う”ホットリード”と言われるユーザーです。
何回もサイトに訪れる、メールマガジンを開く、価格表を確認するなどタイミングも知識もちょうど良いユーザーです。

このレイヤーには成約に向けて、積極的なアクションを取っていきましょう。一対一のオンライン説明や営業をかけるのが効果的です。

認知が少ないと下層レイヤーは枯れる

マーケティングファネルを見てもわかるように分母=認知層が必要になります。そこから下層に移動するごとに、ユーザーが振り落とされて、最終的に成約となります。

簡単にシミュレーションすると
①1000名の認知が取れました。20%が興味を持ってもらえます。(1000×20%=200リード)
②興味・関心レイヤーには200リードが残ります。
またそこから20%のユーザーが比較検討に進みます。
(200×20%=40リード)
③比較・検討レイヤーには40リードが残ります。
そこから電話や営業をかけて10%が成約します。
4件が成約になります。成約率は0.4%です。
(40×10%=4件)

高額商品や定期商品では4件は大きいかと思いますが、毎月100件必要な商材では圧倒的に足りません。

つまり、分母を増やすことを最初に考える、を基本行動にしましょう。
分母が大きくないと成約までの必要量を確保できません。
ユーザー分析も進みません。
トライ&エラーも母数が大きい方が有効です。

分母もセッション数や分析ツール上のアクセスユーザー数ではありません。ユーザーと直接コンタクトを取れるユーザー=リードが必要です。

効率よく直接コンタクトを取れるユーザー数を獲得する。
これがマーケターとしての腕の見せ所です。

マーケターの一番の仕事は分母を増やすことだと肝に銘じましょう!

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