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-親ガチャに失敗した君へ- 第19話『喧嘩は誰も得しない』

-前回までのあらすじ-

・小学生で施設に引き取られた私は中学生に成長。

・施設での農作業が過酷すぎた。

からの続きです。

nasso

『喧嘩は誰も得しない』

同じ寮のA君と喧嘩した時のお話しです。


季節は冬

私とA君は
寮の前にある庭で掃除をしていました。

外はとても寒く
早く終わらせて建物の中に入りたくて
私は必死になって
竹ボウキ等で庭を掃いていました。



そんな時A君はめんどくさかったのか
座ってサボっていました。

それを見た私は

「やらな終わらんやろ」

と少し口調を荒げて言いました。


それを聞いたA君は

「お前がやったらいいやん」

と私に言いました。


私は睨みつけ作業を続けました。


ようやく掃除が終わると

寮の中に入り

少しの休憩をしていた時

私の肩に激痛が走りました。



あまりの痛さに後ろ振り向くと

A君が凄い剣幕で

私の肩に鉛筆を刺していました。


その瞬間私は頭に血が上り

A君の顔面を殴っていました。


それからは
あまり覚えていませんが
お互い殴り合いになり
寮長や副寮長により
引き剥がされました。


どうやらA君は
私が睨んだのが気に食わなかったらしく
暴力行為に及んだと聞きました。


私も頭に血が上っていたとはいえ
やり返したのは良くなかったと思います。


喧嘩して残されたのは

痛み

疲労

他の人に対する迷惑

誰も得しない結果しか残らなかった。


これからは出来るだけ
話し合い等で解決していこう
と考えさせられました。



平和に生きましょう。


本来は戦う理由などありません。笑




次回へ続く。


nasso

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