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-親ガチャに失敗した君へ- 第42話『本当の友達』

-前回までのあらすじ-

・建築現場で働くことに。

・お金がなかった私へ彼女のお母さんからの差し入れに涙。

からの続きです。

今回は色褪せない友情についてです。
友達の概念は人それぞれですが
人生においてとても大切なスパイスなのかも知れません。

nasso

『本当の友達』


それから生活も多少安定した頃
懐かしい友達から連絡が来ました。

それは

高校で友達になったM君でした。

私は久々に連絡を取るM君に
びっくりしていましたが

「今日空いてるん?遊びに行ってもいい?」

と急に言われた私は

少し戸惑いましたが

「今日は家いるからいいで」

と言いました。

時間が少し経ち

玄関のチャイムがなりドアを開けると

そこには高校で遊んでいた時から
ほとんど変わっていないM君がいました。

久しぶりに会うので少し緊張しましたが

そんな事はお構いなしに

M君が「お邪魔しまーす」と

家に上がってきました。笑


そんなM君を見た私は

緊張していたのが馬鹿らしくなり


「その辺適当に座って、お茶ないから悪いな」


と冗談混じりに軽口をたたきました。


それから

お互いの近況や自分の趣味等を話し

時間も遅くなったので

「また来るわな〜」

とM君は帰りました。

久々に会った私に対して

何も変わらぬ接し方をしてくれたM君に感謝し

本当の友達とは

時間が経っても色褪せない物だと感じました。






nasso


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