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他人の人生より自分の人生を推そう

推し活は残酷だ。

「Z世代の多くは推し活をしている」なんて風潮を醸し出す記事はグロテスクですらある。

そうしたトレンドを浸透させて若年層による推し活でビジネスをしている大人は本当にえげつない。

なぜか? 他人の人生を推しても何にもならないからだ。他人の人生を推しているだけでは自分の人生は前に進まない。他人の人生を推すことがアイデンティティになっても自分自身は空洞のままだ。

にもかかわらず、他人の人生を推す――お金と時間と感情を費やすことを勧めるような、あるいはそれが当たり前だと唆すような言説は無責任であり、ビジネスにおいては搾取に近い。

僕たちがすべきことは、自分の人生を推すこと以外にない。

ただし、他人の人生を推すことで自分の人生が前に進んでいるなら、それはすばらしいことだ。


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