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日本のeスポーツシーンをマーケティング視点で考察した記事のまとめ。 eスポーツを仕事や事業にしている/したいとき、マーケティングで活用したいとき、あるいは投資したいときにも役立ち… もっと読む
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2020年3月の記事一覧

eスポーツチームはファッションを通じて何を実現するのか? NYXL、FaZe、C9の場合

日本でもeスポーツにファッションの価値が取り入れられるようになってきたが、アメリカのチームはもっと先を走っているなぁと感じた記事を見つけたので紹介したい。 それはESPNで連載されているEmily Randのコラム「Esports fashion with Emily Rand」で、eスポーツシーンの最先端で活動するチームがファッションおよびファッションブランドとどのような関係を作り、どういった取り組みをしているのかがテーマとなっている。 これまで3本が公開されていて、第

Logicoolが追求した体験の価値、家電量販店を起点としたeスポーツマーケティングの始まりを元責任者に訊く

先日、Logicoolが家電量販店でゲーミングデバイスコーナーを開拓してきたという偉大な仕事を讃えたい、と思って記事を書いた。そうしたら、当時の担当責任者──古澤明仁その人から連絡があり、直接お話をうかがう機会をいただけた。 この記事での僕の推測はどれほど当たっていたのか。また、eスポーツやゲーミングデバイスといった言葉が一般に認知されていない時代の苦労はどうだったのか。そして、これからゲーミング商品を開発・販売するときはどんなことがポイントになるのか。 eスポーツとメー

ゲームのスキルを上げるか、仕事で使えるスキルを学ぶか──大人のためのeスポーツ×教育

このところ『オートチェス オリジン』にかまけていて、それ以外には不健康で非文化的な最低限度の生活と仕事しかしていないが、ゲームをプレイする時間にゲーム以外の人生や仕事を充実させる活動や勉強をしたほうがいいのではという考えが頭によぎっていないわけではない。 なぜそんな悪魔的な考えが生じるのかというと、皆さんご存知のように、最近はeスポーツ周りで「教育」が注目されつつあるからだ。 例えば、大阪にオープンしたREDEEでは「ゲームを学ぶ、ゲームで学ぶ」が重要なコンセプトとなって